私を支持して頂いている皆様、みんなの党に貴重な一票を投じて下さった有権者の方々に、ご心配をかけた点をお詫びを申し上げたい気持ちがある。本日、みんなの党から、江田憲司前幹事長をはじめ14人の衆参両院の議員が離党した。路線の相違はありながらも、政策の根幹は変わりがないため、残念でならない。
代わりに、私は党の千葉県地方連絡協議会の代表として、県内のことに関して記すことにする。
公になっている方だけ記すが、江田前幹事長の離党に歩調を合わせる形で、岡田しん千葉市議(中央区)が本日離党を表明された。2人会派だった千葉市議団も解団したという。岡田市議は江田前幹事長の元秘書であり、かねて、党批判をされていたために想定はしていたとは言え、残念なことと思っている。
党内対立が囁かれ出してから、岡田市議に対して「党に留まる限り、県代表の立場から貴方を守る」と直接申し上げたことがあった。党批判を繰り返すことを苦々しく思う協議会メンバーから「あんたは甘い」と厳しい指摘を受けながらも、優秀な方であり、政策の根幹に変わりがないと思っていたため、守るのが代表者としての務めと思ったからである。それゆえに残念だ。ただ、離党はご自身の政治決断や事情によるものであり、今はそのことを尊重しつつ送りたいと思う。
先行き岡田市議のほかにも離党者が出る可能性があることを否定しない。私にはこれを書いている時点で、残念ながら、ただの1本もかかってこないが、離党した側から誘いの電話があると聞く。そこで迷うようなら、離党された方がいい。ここで、そう書くことによって離党者が増えるかもしれないながら、残って自分の思いから政策を実現しようとするのなら、ここでの迷いは不要・・・最初から覚悟がない者に志を遂げることはできないし、そうした方とは一緒に行動できないと考えるためだ。
その意味で、スパッと今日、離党を決断された方たちは、その考えに賛同することはできないものの、自らの政治信念に基づいて行動されたという点において、私は立派だと思っている。政治信条、何かしらのビジョンを持っていれば、その政治決断を明確に下す日は、大きく動いた今日しかないのだ。様子をみようというのは好ましくない・・・政治家が決断を下すことは、そんなぬるいものではないと思う。
蛇足で記すと、離党劇に直面するというのは、残る側にとっても相当のエネルギーを消化する。離党者の多くは、その時点では高揚した、いわば”正のエネルギー”なのだろうが、残った者が消化するのは”負のエネルギー”・・・。直接“後始末”を行うことになるのは、昨年9月の同僚県議の離党(その後、除名処分)、同11月の衆議院支部長の離党(その後、維新から総選挙に立候補)についで3度目となる。だが、過去の経験で打たれ強くはなっているので、私がめげることはまったくない。
参議院選挙の時に何度も記したことだが、みんなの党チーム千葉は、今後も“鉄の結束”で党のアジェンダに沿い、千葉県のため、県内各自治体のために、団結し政策実現、諸々の問題解決に取り組んでいく・・・そのまとめ役として身を粉にして働くことをここに誓う。