大地震の後に起きる恐ろしい「火災旋風」の対策

政策を考える際、パフォーマンスを考えないのはもちろん、何が一番重要なのか──その時の風潮、流行に流されずに順位付けをすることが重要だと思っています。

たとえば、東日本大震災の後、東北地方を襲った巨大津波の印象が強かったため、地震対策で語られるのは津波中心でした。しかし、住宅密集地がある都市部において、より対策として求められるのは火災対策ではないでしょうか。

もちろん、津波対策は重要です。ですが、過去の都市型大地震を振り返ると、関東大震災、阪神淡路大震災のいずれも火災被害が多かっただけに、これに力を注ぐ必要があるでしょう。議席をお預かりしていた時は、県西部においての地震対策は火災に力点を置くべきではないか?と質問したほか、火災旋風に関して県当局を問いただしました。

火災旋風、地震の後の火災で、火が竜巻のように舞う現象。関東大震災など火災発生で多くの犠牲者が出たのは、火災旋風が起きたからとの見方もあります。住宅密集地に発生しやすく、県西部、私の地元である市川も注意せねばなりません。

発生によって生じる想定被害など、検証しなければならない部分が多い火災旋風──命を守る政策として、水野文也は取り組みたいと考えています。