今日は朝方から、地元の石崎市議とともに、市川市消防局の市川南消防署と同広尾出張所を視察しました。
震災後、防災への意識が高まる中、消防の重要性が再認識されていると思います。消防署の役割というと、火事の消火活動や、救急車出動による救命・・・が真っ先に思い浮かびますが、もう1つ忘れてはならないのが救助でしょう。
救助訓練を視察しましたが、人が危険にされされている時、それを助けるのは、やっぱり人・・・イザという時のために、暑い中でも重装備で訓練を続けるスタッフに頭が下がる思いでした。
消火、救命、救助・・・いずれも、私たちの生活に欠かすことはできません。命を守るために懸命に働くスタッフのモチベーションを高めるため、手厚いサポートが必要と感じました。
大きな火災や災害があった時、県単位で他自治体と連携して活動するのも消防の特徴でしょうか。行徳地区は東京都と接しているので、都の消防署とも連携することもあります。
「千葉県隊」として、東日本大震災の際は、一緒に活動・・・南署に配備されている大型化学高所放水車は、コスモ石油市原製油所の火災現場から、応援要請があった場合に備え出動準備をしていました。
結局、この時は出動せず、この化学車は1度も出動したことがないそうです。が、使わないから不要・・・とは決してならないでしょう。イザという時に無いと困るインフラ・・・震災で何が必要なのかが再考されたのではないでしょうか。
また、今回の視察を通じて思ったのは、身近なところで活動する、消防団の大切さです。
大きな地震が起きて、各所で道路などが寸断された場合、各消防署や出張所から消防車両や救助車両の出動が難しくなる可能性が生じます。
そんな時、地域を守る力になるのは、消防団でしょう。そのサポートも今後の課題になるのではないでしょうか。
消防団では「地域を自分で守る」・・・とボランティアに近い待遇ながら、高い志で活動している人がたくさん・・・。市川市に23ありますが、幸いなことに、若い人や女性の入団者も多く、幅広い年齢層の人たちが、火事や災害に備えて活動しています。
現在、災害対応の計画を立てているそうですけど、慢性的に足りないとされる消防職員数の増加が第一の課題かもしれません。
消防力はとどのつまりがマンパワー。6月議会で、警察官増員の意見書を提出しましたが、消防職員についても同様に増員を働きかける必要があると思いました。