千葉県議会は、本日で各会派の代表質問(自民、民主、公明、市民ネット社民、みんな、共産)と一般質問(16名)が終了、2月定例議会の前半のヤマを越えました。
その質問項目は多岐にわたり、とてもすべてを紹介できませんが、6日間を通じて目立った項目は、千葉県は被災県であるため震災関連。様々な角度から議論されました。新年度を控えて、2012年度(平成24年度)予算についても当然、数多く出ています。
また、高齢化社会を反映して医療に関する質問が目立ち、さらには、全国3位の農業県であることから農業問題を取り上げる議員も多かったです。行政改革に関連する質問は保守系議員からも・・・。カジノも含むIR問題、成田空港なども取り上げられていました。
中で農業ついて、担い手問題に関心が集まった感じです。さらに、TPPを意識した質問も目立ちました。個人的には東金市選出の石橋清孝議員(自民党)が取り上げたコメ輸出が強く印象に残っています。
ご自身も尽力された米国ニューヨークへの輸出の話をもとに、輸出拡大のためのセールスプロモーションの実施などを要望されていました。みんなの党と自民党はTPPについて、県議会において意見の相違があったものの、コメ輸出はTPP問題解決の手立てになりうるという部分に共感したのです。
昨年の千葉県産農産品輸出実績額は、25億4000万円で、そのうち植木が24億6000万円、野菜・果実が6000万円、畜産2000万円。全体の額を増やす一方、ジャンルを広げることも今後の課題と言えそうです。
なお、ウォールストリートジャーナル、日本版サイトでコラムを執筆しましたので、お時間ある時に、この文章をクリックしてお読みになって下さい。