【真実を発信64】ちば中学生県議会

本日から6月定例議会がスタート。招集日の今日は、午前中の本会議の後、午後から、ちば中学生県議会が開かれました。中学生県議会については【真実を発信54】で記したので、概要についてはそれをお読みになって下さい。

中学生県議会は、県立千葉中を含む県内の公立・私立計95校が参加。生徒が議長を務め、質疑に関しては、県当局の担当者が本会議さながら、答弁を行う本格的なものです。

実際、傍聴してみると、中学生とは思えない堂々とした質問ぶりで、その内容も、実際の議会で取り上げても不思議ではない・・・といったものがありました。

たとえば、野田市では、獅子舞など無形文化財の保存会がありますが、後継者不足に悩んでおり、後継者育成に関して県は、どう対応するのか・・・という質問がありました。

県の担当者はこの質問に対し「毎年、民族芸能会を開催し、保存会の意欲を高める一方、保存会と学校が連携して学ぶ場を作るなど取り組んでいる」と答弁・・・これなど、本会議における一般質問の光景にありそうなやり取りです。

また、中学生の学校行事で、県有施設を無料で使うことができないか・・・という質問に対し当局は「練習など半分を免除する制度はあるが、全額を免除する制度はないので、ご理解を」と答弁。これには県議席から「中学生なんだから、使わせてやれよ」と県議席からヤジが飛ぶおまけがつきました。

社会科の生きた学習として、有用だったと思います。