【真実を発信109】逃げ得は許さない!

3月に行われた予算委員会で私が質問したほか、これまで本会議において多くの議員が取り上げてきた、県民税や健康保険、年金などの未納滞納問題・・・税金や福祉関係だけではありません。幅広い分野に及んでいるのです。

交通違反の際に課せられる科料もその1つ。過去5年間、千葉県では違法駐車に課せられる放置違反金の額は、年間で10億円~12億円程度で推移していますが、未済率は5.1%に達するというのです。全国平均の6.9%に比べて低めながら、これを徴収しないままにすると、ひと言で言えば“逃げ得”・・・決して許されるものではありません。

平成17年の制度改正以降、22年末現在で2億円強の違反放置金の累計収入未済があり、昨年度はこのうち8500万円余りを徴収したそうです。徴収のための専従班を設置したり、ボーナス期に合わせて催促を強化するなどの対策を講じ、県警本部では「逃げ得は許さない」姿勢で臨みました。それでも3251万円の時効(5年間経過で請求権がなくなる)が成立したのです。

教育庁の案件では、県で行っている奨学金の返済について滞納、未納が増加していることが決算審査特別委員会で取り上げられ、谷田部委員(自民党、香取市選出)の質問に対し、前年度は2965万円と1年で608万円、滞納・未納額が増加したとの答弁がありました。

理由としては、景気の悪化などが挙げられていましたが、いかなる理由があろうとも、返済されなければ新規の貸付に支障をきたすもの。谷田部委員の「次代の生徒のために、きっちり返すようにすべき」との要望、まさにその通りと思いました。

これらは、まったく性質が異なるものながら、自分の収入、蓄えからお金を払うという行為は同じ・・・本人死亡といった仕方がない例のほか、景気悪化を背景に収入の道が途絶えるなど、払いたくても払えない例もあるでしょう。しかし、中には十分な収入、蓄えがあるにも関わらず、払わない、返済しない悪質なケースも少なくないと思われます。まじめに払う、返済している人との公平性を保つ意味でも、きっちり対処しなければならない問題でしょう。