県土整備常任委員会委員として、これまで地元の橋梁建設の問題に取り組んできましたが、定点的に各プロジェクトの進ちょく状況などを記して参りました。実際に、事業として動いている妙典橋の新設、行徳橋の架け替え、大洲橋の計画について取り上げます。
妙典橋は、後ほど記す大洲橋とともに、市川市が外かんを受け入れる際の条件だった9分類22項目のうちの1つ。現在、下部構の建設が行われています。
ただ、妙典側の下部構について、設置予定地に最近になって、地表から22~23mの深さで緩い流れの地下水が存在することが確認され、それに伴い工期、工法が大幅に変更することになりました。それに伴う補正予算が、12月定例議会に上程されています。最終的に、妙典橋は3年後の外かん開通に間に合わせる予定ですけど、それには影響ありません。
行徳橋の架け替えは7月25日に国と設計協定を結び、形状などをこれから詰め、国や市川市と協議を進めるとの答弁が本会議でありました。現在は、歩道部分が1.2mと狭く、歩行や自転車走行で不自由が感じられますが、完成後に4mに広がり、ゆったりしたものとなります。
一方の大洲橋ですけど、こちらは難航している状況。前回、この件を取り上げた際には、江戸川区側が財政難を理由に、同区主導で先行して建設する考えだった歩道橋部分に関して、いったん棚上げするとご報告しました。
千葉県、市川市、東京都や江戸川区との間で近く協議を行うとのことでしたが、これについても、いつ開催されるか現時点では未定とか。先月は事務レベルで非公式な会合が行われとのことです。しかし、この場で江戸川区は、財源に関して東京都と交渉中としており、今現在において、態度を保留している状態です。