【真実を発信264】袖ケ浦福祉センター更生園に対する立ち入り検査

既に、新聞報道で明らかになっていますが、昨年11月に入所者男性が職員から暴行を受けてその後死亡した事件が発生した袖ケ浦福祉センター(指定管理者:社会福祉法人千葉県社会福祉事業団)更生園第1ほかに対し、1月8日~10日に立入検査を実施、それに関する記者会見が行われました。

県は施設職員らから事情を聴くなどして、虐待がなかったかを詳しく調べましたが、千葉県健康福祉部障害福祉課によると、更生園第1では暴行やその疑義は無かったものの、第2では職員の自供及び証言により、継続調査中であると断った上で、暴行が行われたとしています。また、これらの事案について県に報告されていませんでした。

本日現在で確認された暴行の概要について、「利用者の両足を引きずった後、エビ固めを行った」(21年度)「利用者を床に横にし、両足を長椅子の上に乗せて抑えた」(23年度)「作業指示に利用者が応じなかった際、利用者の首に手をかけ、引っ掻き傷を負わせた」(25年度)など酷い例が見受けられます。

県では、今回認められた疑義の解明も含め、全容の究明に向けて、継続して事業団が運営する施設に対して立入検査を実施していくとしていますが、このようなことが二度と起きず、安心して利用できるよう努めて欲しいものです。