【真実を発信295】放課後、子ども達の過ごし方は・・・市議会を傍聴して(2)

昨日傍聴した市議会では、私が政策として取り組んでいる放課後保育クラブなど、放課後の子ども達の過ごし方の質問がありましたので、取り上げることにしました。問い質したのは、石崎市議の前に登壇した守屋貴子市議(民主・連合・社民)です。

放課後保育クラブについては、2月定例県議会において森田知事が、来年度810人の定員増を目指す一方、県の助成を施設の改善に積極的に活用させていきたいと答弁しました。実際、26年度当初予算において放課後児童クラブ設置整備費補助事業で2億3600万円計上しています。

補助の現状、今後の運営についての質問に対し、市当局は補助金など県や国からの通知が現時点でないと答弁。また、守屋市議は4月からの消費税率引き上げに伴い、保育所職員の待遇改善を訴えました。

一方、放課後保育クラブのほかに、市川市では独自の制度として、放課後に子ども達が遊ぶ場としてビーイングがあります。本来なら、10カ所目のビーイングが設置される予定していたのが見送りになりました、その理由は設置場所が見当たらずに断念したとか。また、今期の計画からビーイングの名が消えてしまったことの追及には「ビーイングは大切」と明言した上で「点検評価し事業改善を行い、地域を巻き込んでやっていく」と答弁しました。

行政側の前向きな姿勢を感じたのは以下の点です。現在、ビーイングは下校した後、いったん帰宅してから、行かなければなりません。これについては、下校、再登校の間に交通事故のリスクなどが高まることから、これを帰宅しないで直接ビーイングに行けるように保護者、生徒からの要望が多くなっています。

その改善を守屋市議が質問したところ、市は長く居られる、交通事故の危険を軽減できる、といったメリットを認識しているとした上で、「運営委員会や連絡会にビーイング側に働きかけ、前向きに検討していきたい」と答弁。直接行けるようになるかどうか、行政が推進する立場を明確にしたことにより、ビーイング側の対処に委ねられることになりました。

保育所の待機児童が問題視されましたが、年々待機児童の問題は放課後児童クラブにも波及・・・ほかに、環境面の改善など課題は多いので、私も引き続きこの問題に取り組みます。