【真実を発信322】全国生産額2位目指し優良農地確保へ・・・本会議から(3)

引き続き、一般質問に関して記します。定例議会ごとにダイジェストで各議員の質問を紹介していますが、今回はいつもより記述が少ないかもしれません。それは、私も登壇したためで、後日、自分の項目を記すのにエネルギーを蓄えているということでご容赦下さい。議会は本日で一般質問が終了。この後のスケジュールは、本会議休会中に各常任委員会が開催され、7月4日に閉会します。

さて、一般質問、昨日のトップバッターは、入江晶子議員(市民ネット・社民・無所属、佐倉市選出)でした。医療・介護などのほか、学校の安全対策に関して質問。ひさしのある窓に関して、平成24年度で手すりなどストッパーの設置が完了したとのこと。さらに、県立茂原樟陽高校でサッカーゴール転倒による死亡事故が発生したのを受けて、県では県立高校を全校訪問し、今年度中に安全対策に関する調査を行うとしています。

印西市選出の瀧田敏幸議員(自民党)は、以前から力を入れて取り組んでいる北総鉄道の運賃問題のほか、今冬の大雪による農業被害に関して質問。これまでは復旧の助成対象となっていなかった、撤去費用にも適用するとの答弁を引出していたほか、特別支援チームを設置し、支援に漏れが無いように取り組むと当局は答弁していました。

小池正昭議員(自民党、成田市選出)は、農業問題で、県生産額2位を奪還するために施策として、産地づくり、ブランド化のプロモーションに力を入れるほか、農地集積、耕作放棄地対策など進めて優良農地の確保に努めるとしています。また、当局は飼料米の生産にも言及していました。

石井敏雄議員(民主党、八千代市選出)が取り上げた老人クラブに関して県は、平成25年度末でクラブ数3298(前年比368減)、加入者数148557人(同24397人減)、加入率8.0%であることを明らかにしました。互いに支え合う老人クラブの役割が大きいとした上で、助成を行うなど取り組みを強化するとの方向性を当局は示しています。

本日のトップバッターは、旧山武町長と首長経験者でもある松下浩明議員(自民党、山武市選出)でした。東日本大震災後に、その重要性が指摘されている地籍調査の問題について取り上げ、県は震災後、10市町が加わり、現在は28市町村が行い、その着手率は52%であることを明らかにしました。このための予算を今年度は5億7000万円を計上、未着手の自治体に協力を働き掛けるとしています。

坂下しげき議員(自民党、市川市選出)が取り上げた入札制度。1社入札は、現状では入札を取り消すことになっており、前年度は12件あったそうです。これについて坂下議員は、予算執行上問題ありと追及していましたが、県当局は、適正な工期の確保、工事期限などを考慮し、必要な場合は1社入札でもOKにしていると答弁していました。

武田正光議員(自民党、流山市選出)は、熱心に取り組んでいる仮称三郷流山大橋のほか、再生可能エネルギー導入活用基金に対して問い質しました。これは自治体が防災施設などで太陽光パネルを設置する場合などに助成する制度で、前年度まで21市町42施設利用していたのが、今年度は18市町35施設に適用すると答弁していました。

一般質問の最後は、自民党の阿井伸也議員(大網白里市選出)です。教育問題に絞って質問しました。まず、知事の教育観に関して問い質したところ、森田知事は「子どもらに大きな夢を持ってもらい、人として基本的な常識を備え、美しい心を持って欲しい」と答弁。他方、所有不明児童に関して質問し、県当局は1年以上所在不明になっている児童が、平成23年に96人、24年に115人、25年に75人いたことを明らかにしています。県当局は対応策として、転居の状況を調べるとともに、出入国管理局、警察などと連携し、実態の把握に努めると答えていました。

以上で、代表質問、私を除く一般質問の紹介は終了。次回以降、順を追って、私が取り上げた質問に関して記します。