最近、私の事務所スタッフが所用で鳥取県を訪れました。ハラール推進に関してです。
スタッフが帰葉してから、現地のハラールに対する取り組みについて状況を聞くと、知事の号令の下、全県挙げて推進しているとのこと。生き残りをかけて必死になっている姿がそこにあり、東京に隣接しているがために、県産品の売り込みに関してブランド化が遅れている千葉は、現地の様子を聞く限り、安穏としていられないとの感想を抱きました。
別に、これはハラールという特定に分野だけに限りません。すべてにおいて、「鳥取県を売り込む」・・という意気込みが半端ではありません。とにかく何が何でも鳥取をアピールするということを、スタッフが会った職員の名刺から感じました。
写真に掲載した通りですが、部署ごとに”ちなんだ”写真を名刺に刷り込んでいます。砂丘は言うまでもなく、有力な鳥取の県産品である梨やカニなど・・。左の列の一番下にある名刺は、普通の名刺ですけど、それでさえ、現在、鳥取がキャッチフレーズにしている「食のみやこ鳥取県」のロゴが目を引きます。
千葉県の職員でも、一部の部署で似たような写真の名刺はありますが、遥かに鳥取県には及びません。大半は、チーバくんが刷り込んである名刺・・マスコットキャラクターであるチーバくん、そのものは悪くはありません。しかし、鳥取の感覚でモノを申せば、別にチーバくんは千葉県で売り込む”品物”ではなく、様々なものを売り込む”ツール”に過ぎないと思います。
カラー名刺は予算上の制約があるとみられ、千葉県で実現させるのは難しいでしょう。しかし、特徴ある名刺を渡すと相手の印象が違ってくるのも事実。農商工などの産業、観光に関わるセクションだけでも、鳥取の真似をするのはアリと思いました。
他県の”ブランド力強化”に対する取り組みを知れば知るほど、千葉の”ブランド力強化”を政策として進める私は、正直、焦りのようなものを感じてしまいます。