【真実を発信(24)】つくばエクスプレス沿線整備事業

真実を発信本日の決算審査特別委員会は、私が常任委員会で所属する県土整備からスタート。午前中の段階では、つくばエクスプレス沿線整備事業、八ッ場ダム、入札問題、県営住宅の未収などが議論されました。

つくばに関しては、不動産市況の悪化などを背景に、事業の先行きが危ぶまれています。たとえば、流山市の木地区に関して言えば、昨年度は累計で60億円の売却が必要なのに、売却額が5500万円。案件としては、恵まれている地域と思われますけど、地価の下落によって、売却額が計画を大きく下回ることが懸念されます。

事業計画で同地区では1㎡あたり196300円の保留地売却を想定していますが、実際に個人住宅で売却したのは1㎡あたり174500円。売却して事業を進めるところが、平たく言って計画に穴が空くようでは、事業遂行がままならない状態が生じる恐れも出てくるでしょう。当局は、不足額は「借入金で埋める」と答弁しました。

民間企業では、不採算事業はズルズルと続けると、上場企業なら株主から糾弾されます。県の事業の場合なら、県民が納得するかどうか・・・。価格を下げて売る面積を増やすビジネスのスタイルですけど、厳しい不動産市況がそれを許すかどうか・・・どこかで見直しなど何らかの決断が必要になるかもしれません。

一方、八ッ場ダムについては、県は最終的に合計で174億円の治水負担金を支払う予定です。現在あるデータでは不要・・・との見方も出ていますが、これから温暖化が進み、台風が今まで以上に巨大化し、今後20年後、30年後に、基準となるカスリーン台風を遥かに超す台風が出現しないとも限らないので、その点も考慮して判断すべき案件だと思われます。

(水野 文也記す)