【真実を発信36】国際バルク戦略港湾の推進

真実を発信今日は、千葉県庁内で県各部局担当者との勉強会。午前の部が終わったところです。

そのうち、9月定例議会の代表質問で取り上げた国際バルク戦略港湾の推進について、話を聞きました。これまでの経緯については、「真実を発信12」で取り上げていますので、この文章をクリックしてお読みください。

千葉の鉄鋼産業を考える上で、ひじょうに重要なプロジェクト…議会においても、石渡副知事が国家プロジェクトの「1丁目1番地」と答弁されていましたが、その後の進展は芳しくないようです。

ポイントは、事業費用規模と費用負担比率。費用規模をどれだけ削減するかという点と、現行の制度で、新日鉄75%、国11%、県14%の負担比率をどうするか・・・の2点です。

国は、75%の負担比率を変える意向はありません。それでは、新日鉄は事業採算性から推進は難しいと。役所で言えば、財務省と経済産業省&国土交通省のせめぎあいといった感じでしょうか。

負担比率の変更がなく、それでは新日鉄が断念・・・となる場合、解決策はどうか。筆者としては、建設後にポイントを映し、建設したバルク港湾を活用した事業収益について税制軽減など、完成後に何かしらのインセンティブを与えるのはどうか・・・そのように考えています。

2月6日に木更津港国際バルク戦略港湾育成プログラム推進検討委員会、9日に国際バルク戦略港湾推進会議がそれぞれ開催されますが、当面はこれら会議の結果を見極めたいところです。