昨日、告知しましたように、今日から3日間、千葉県議会では予算委員会を開催。初日は森田知事も答弁に立つ総括質疑で、私は20分間の持ち時間で4項目について質問しました。
20分で4項目は時間的に厳しい──ところどころ端折り、何とか時間内で収めることができましたが、その分、もっと切り込みたかった部分も。テーマは、もう少し絞るべきだったと、反省点があります。
さて、質疑の内容を簡単に記します。
(1)国際バルク戦略港湾について
9月の第行質問でも取り上げた項目です。国の姿勢が掲げた当初より後退。巨額になる費用を削減し、対象企業(ここでは新日鉄)の費用不安を減らすことがプロジェクト推進のカギになっています。
これについては森田知事が自ら答弁して下さいました。潮位利用でコストを削減──具体的には、船が満潮時に停泊できれば工事が可(現在は特例的な規定。これが適用されれば、掘る量が少なくなり、工事費を数十億円単位で節約できる)とするなど規制緩和を国に働きかける──との回答です。一歩、踏み込んだ格好となりました。
(2)幕張メッセについて
抜本的な改革はしないのか──という質問をしましたが、どうも、当局にそうした意思はないようです。
建設した際の費用を返済しているため、赤字になっている(展示場の運営だけなら黒字を確保)訳ですが、経済波及効果があるので、官費投入を許して欲しい──そう受け止めることができる内容でした。
経済効果、全体のうち地元千葉県に落ちるのは4分の1だけ。これで県費投入は県民の理解を得られません。抜本的な改革として、別の利用法──カジノを含むIR(統合リゾート)や医科大学の誘致などのアイデアはどうかと聞きましたが、現時点では、こうした明確なビジョンはないようです。
(3)企業誘致について
成長企業の誘致に取り組むといった内容の答弁。時間が不足し、実りが少なかったと反省しています。
(4)放課後児童クラブについて
これも、知事答弁。予想外のことで、その分、森田知事、広義の意味での少子化対策に関して力を入れるという感じを受けました。千葉県は人口減少に転じていますし・・・。
放課後児童クラブの待機児童問題に関しての質問でしたが、平成24年度はゼロになるよう予算を付けたとの答弁がありました。