去る6月29日に私が所属する県土整備常任委員会が開催されました。前年度のメンバーで行われる最後の委員会となりますが、今年度に交代するのは1名だけ。私も含めて、ほとんどが留任し、ほぼ同じ顔ぶれで今後も委員会が開かれることになります。
今回の委員会で私が質問したのは、昨年来、取り組んでいる国際バルク戦略港湾の推進と、地元の案件である大洲橋と妙典橋の状況。このうち、国際バルク戦略港湾に関しては、県は今年度も国に重点要望するとの答弁がありましたが、今のところ3月の予算委員会で質問に取り上げた時点から大きな進展はありません。
ポイントとなるのは、対象企業となる新日鉄の事業負担・・・現行制度では75%同社が負担する運用となりますが、新日鉄では50%に引き下げられても、経済合理性の観点から事業推進は厳しいとか。同社が妥協するとしても、採算性からその水準は高いとみられるため、“国策”であると訴え、現行制度から負担比率をいかに引き下げるか・・・働きかけていくことになります。
一方、市川市に関連する橋梁工事ですけど、行徳橋については、先にこのブログで記した通り。一般質問で出なかった、大洲橋、妙典橋について聞きました。
大洲橋に関しては、対岸の江戸川区も含めで協議をしている状況で、大きな動きはありません。他方、妙典橋に関しては、進行状況を問うたところ、妙典川の用地取得はすべて完了、全体で93%を収容し、事業費ベースの進ちょく率は42%、これまで下部構の工事を進めていましたが、今年度は上部構の一部にも事業着手する、と当局は答弁しました。