このブログを今回初めて読まれて、政治家のブログなのに選挙についての書き込みではない・・・そうがっかりされた方がいるかもしれません。しかし、私は有権者から議席をお預かりしている地方議員。どんな時でも責務を果たさなければなりません。そうなると、当然、ブログも県政を最優先して書くことになります。
今日は、12月定例議会の返り初日。代表質問が行われました。自民党の臼井正一議員(千葉市美浜区選出)、民主党の天野行雄議員(千葉市稲毛区)の2人です。
臼井議員は来年度平成25年度予算について質問。現在、各部局から要求が上がっている段階ですが、当局からは歳入は前年度並みを確保できる見通しである一方、歳出は医療など福祉予算をはじめ義務的経費が増加、そのため、430億円ほど不足すると答弁していました。
これに対して、県では事業の一層の見直しと、それで足りない場合は、退職手当債の発行で乗り切る考え。これは、特例的な起債なのですけど、足りなくなると麻薬のように使われる感じとなっています。健全とは思えません。事業を厳しく見直し、制度上許されるものであっても、極力借金に頼らないスタンスで臨むべきでしょう。
仁中関係の経済への影響はどうかとの質問に対して、森田知事は中国に偏ることなく東南アジアなど親日的な国との海外展開する重要性に言及。とりわけ、中小企業に関して、為替リスクや税制の違いなど啓蒙するため、JETROなど関係機関と連携しサポートしていく方向です。
東南アジア、とくに、マレーシアやインドネシアは、為替や税制など経済的な観点だけでは足りず、イスラム教国独特の慣習を周知する必要があるでしょう。知事が東南アジアを相手先として取り上げたことで、このブログで何度も記したハラールの重要性を説いていきたいと思いました。
天野議員が質問した成田空港に関しては、30万回の発着ポテンシャルの大きさを強調、活性化させるために、官民が連携して成田空港活用協議会(仮名)を来年度中に発足させる目標を立てているとの答弁がありました。