【真実を発信319】ちば中学生県議会・・・6月定例議会がスタート

本日より6月定例議会がスタート。会期は7月4日の閉会日までです。今議会では補正予算が組み込まれていません。そのため審議内容は少ないのですけど、個人的には一般質問を予定しており、ハードな議会となります。

召集日の今日は、知事から議案説明が行われたほか、伊藤勲副議長(富里市選出)が病気療養のために辞職をしたことにより、副議長選挙が行われました。例によって、単記無記名により投票が行われたのです。その結果、自民党の山口登議員(いすみ市選出)が副議長が選出されました。

選挙結果は、有効投票数87のうち、山口登議員(自民党)56、河野俊紀議員(民主党、千葉市美浜区選出)13、塚定良治議員(公明党、市原市選出)7、丸山慎一議員(共産党、船橋市選出)4、小宮清子議員(流山市選出、市民ネット・社民・無所属)4、そして私、水野文也(みんなの党、市川市選出)3となりました。

以上の政党のほか、少数会派として、千葉県民の声(プリティ長嶋議員、佐藤浩議員)、生活(大川忠夫議員)、いんば無所属の会(岩井泰憲議員)がありますが、これらの会派は計算上、自民党に同調し山口登議員へ投票したようです。いずれにしても、私は落選となりました。

さて、6月議会の開会日は、毎年恒例の「ちば中学生県議会」が開催されます。今年も、千葉県内の中学校から95校(県議会の定数と同じ)、190人の生徒議員が本会議に臨みました。

例によって、中学生から県、地元に関する問題に関して、鋭い質問が飛びます。中学生とは言え侮れません。この本会議には、知事や議長、副議長のほか、各会派の代表者がひな壇に並ぶこととなり、私も、みんなの党の会派代表者として質疑に聞き入りました。

たとえば、柏市の中学生からは、通り魔事件を受けての治安対策、銚子市の中学生からは、銚子電鉄の支援、富津市の中学生からは原油流出事故に伴う海難事故被害への対応・・等々、それぞれの地域に絡んだ問題について質問が相次ぎます。アクアライン800円継続、消費増税の影響といったものもありました。

銚子電鉄の質問に対して、市外からの視点では観光資源として一義的に捉えがちですけど、地元中学生にとっては“毎日の通学の足”であり、切実な願いでもあります。平成35年を目途とする同社の経営改善計画に沿って支援を行うとの答弁が当局からなされましたが、地元を代弁した中学生の声は、果たして当局にどれくらい届いたのでしょうか?

このほか、県民体操である「菜の花体操」の振興、野菜の廃棄処分など、筆者にとっても勉強になる質問も多々ありました。当局によると、企画外野菜などはジュース用とするなど無駄なく活用するほか、全体的に需要に見合った供給を行っており、過去7年間、県産の野菜については廃棄処分をしていないそうです。

一般質問の後は、「自転車の安心で安全な利用による交通事故のないちばづくりに関する決議」を全会一致で可決し、今年のちば中学生県議会は閉会しました。