【真実を発信321】京成電鉄千葉線に優等列車を・・・本会議から(2)

質問も本日で5日目。明日で本会議はいったん、常任委員会開催のため休会することになります。これまで行われた議員による一般質問を例によってダイジェストで記しましょう。極力、報道されていないも項目を取り上げることにします。

共産党の丸山慎一議員(船橋市選出)が取り上げた市街地の水害対策。私の地元市川市も毎年、台風シーズンに悩む問題ですので興味を引く内容でした。都市部の雨水被害は、山間部とは異なり、アスファルト、コンクリートで水が地面に浸み込みにくいのも大きな要因です。河川整備や雨水貯水池の整備を急ぐ一方、雨水ハザードマップの作成で注意喚起を促す方向です。

自民党のベテラン、宍倉登議員(千葉市花見川区選出)が取り上げた京成電鉄千葉線。私も県庁に向かう際、よく利用しており、1人の市民として直通電車や特急や快速などの優等列車があれば便利と感じているのですが、宍倉議員が代弁して下さいました。これに対する当局の答弁は、鉄道事業者に検討した上で働きかけるというものです。今任期中では初めて取り上げられる項目でした。

内田悦嗣議員(自民党、浦安市選出)は、新聞にも取り上げられた企業庁に関する質問のほか、児童虐待に関する問いが目を引きました。虐待された児童の一時預かりについてですけど、6か所の児童相談所で受け入れており、前年度は115名、今後さらなる拡充を検討するとしていました。

私と同じ市川市選出の赤間正明議員(公明党)は、アレルギー未就学児の調査や、命に関わるアナフィラキシー症状を緩和させるエピペンが的確に使うことができるかどうか実態調査が必要と訴えていました。さらに、発達障がい児への対応について、保護者のペアレントトレーニングの重要性、地元市川でも問題になっている航空機騒音の問題を取り上げています。

江野澤吉克議員(自民党、袖ケ浦市選出)は、地元の袖ケ浦椎の森工業団地について質問。平成27年度に造成を着手し、議員が要望していた工事の前倒しを検討し、少しでも売却できるよう取り組むといった答弁を引出していました。

高橋浩議員(民主党、木更津市選出)は、アクアライン・圏央道に関して取り上げていましたが、ここで当局はいずれも交通量が増加していると明らかにした上で、スマートインターチェンジの増加や圏央道の4車線化の働きかけをしていくとしています。

秋山光章議員(自民党、館山市選出)が質問した有害鳥獣に関しては、特に問題となるイノシシは平成24年度に約13000頭捕獲したとか。このうち食肉として供されたのは136頭ですが、2頭が基準を上回る放射能が検出されたためNGとなりました。千葉県内で30店から引き合いがあったそうです。このほか、秋山議員は、鉄道の防風柵に関し、順次設置を働きかけるとの答弁を引出しました。

中澤裕隆議員(自民党、柏市選出)は東京オリンピック・パラリンピックに関連して質問。県民の願いとしては、競技は難しくてもキャンプ地の誘致が望まれるところですが、これに関して当局は、プロモーション状況などを調査・研究し、市町村などと連携して取り組むとしています。

矢崎賢太郎議員(民主党、浦安市選出)が取り上げたのは、京葉線・りんかい線の相互乗り入れについて。県では、料金体系などから、ハードルが高く難しいとしながらも、粘り強く働きかけるとしていました。

自民党の政策通として知られる阿部紘一議員(千葉市稲毛区選出)は、私立幼稚園支援、看護士確保などを取り上げていました。幼稚園に関しては、新制度移行後に予想される混乱に対し県がどう対応するかを追及。県は、新制度への円滑な移行に努めるとしていますが、そこでは阿部議員が指摘するように、移行しない幼稚園に対する私学助成の充実がカギになります。看護士確保に関しては、制度としてある貸付対象者の落選者が多いと指摘。この点については、合理的な説明ができない場合、阿部議員が追及したように改善すべきでしょう。

残りに関しては、次回以降に記します。