今週の前半に発表された件ですが、千葉県病院局はこのほど、平成25年度病院事業会計の決算見込みを公表しました。それによると、経常利益は約14億3109万2000円(前年度比1億4393万円増)、純利益は1億7980万2000円(同11億0736万円減)と4年連続の黒字となっています。平成21年度まで恒常的に赤字となっていたものの、純利益は大幅減益となったとは言え、黒字体質を維持しました。
医業収益に関しては、がんセンター、循環器病センターが増加したものの、東金病院閉鎖に向けた準備の影響によって微減、医業費用は会計制度会計に伴う賞与引当金の計上による特別損失があったものの、給与費の減少から全体では0.5%の減少となっています。
病院別では、純利益ベースで、がんセンター、こども病院が減益となったほか、救急医療センターが600万円と少額ながら赤字に転落、前期は300万円の黒字だった佐原病院も2億5000万円の赤字となりました。他方、循環器医療センターは約4億5000万円赤字幅が縮小しています。