東京ベイ・浦安市川医療センターの竣工式、内覧会

本日は、東京ベイ・浦安市川医療センターの竣工式および内覧会に出席しました。

同センターは、長年、地域医療の基幹病院として親しまれ利用されてきた葛南病院、その後の浦安市川市民病院が3年前に民営化。その後、老朽化した建物を建て替えて、このほどその新棟が完成したものです。

運営しているのは、自治医科大学のOBを中心に設立された公益社団法人地域医療振興協会。米国財団法人野口医学研究所のサポートの下、地域医療の充実、最先端医療が提供されることになります。

赤字から診療科が縮小されていた状態から、民営化により15診療科、344床の近代的な病院に生まれ変わりました。今後は地域医療への貢献が期待されています。

私事ですが、筆者の3人の子供達は、すべて前身の浦安市民病院で産まれました。5年前、医師が確保できないことを理由に分娩を取り扱わなくなる、というニュースに衝撃を受けたことを記憶しています。

市内では、産婦人科病院で“産科”の看板を下ろすところが増え、いわゆる周産期医療に不安を感じさせる状況が続いていました。もちろん、病院を建て替えている間、診療科目を絞る中で産婦人科は存在しなかったのです。

今回のリニューアルによって、周産期センターとしても復活しました。内覧会で、オープン前の病院の施設を見学しましたが、産科の診療室、新生児室など、私の子供達が産まれた当時の施設に比べて立派になり、安心して子供が産める環境となっています。

このほか、最先端の医療機器を導入するなど、市川市、浦安市(ちょうど両市の市境、住所は浦安市)の住民にとって、東京ベイ・浦安市川医療センターの新棟完成は朗報と言えるでしょう。