6月定例会招集日の6月12日に、平成24年度ちば中学生県議会が開催されることになりました。
これは県下の中学生を対象に開催し、県議会への関心を高めるとともに、中学校社会科(公民)における「地方の政治と自治」の学習内容を、体験を通して理解してもらう一助とする──という趣旨で行うものです。
開催場所は、通常の議会が行われる千葉県議会の議事堂。公立(県立千葉中学を含む)382校、私立24校のうち、本年は公立90校、私立5校の計95校が参加。これは県議会の定数と同数です。
実際に質問も行いますが、1人持ち時間3分で千葉県に関して10人行い、原則として担当課長が答弁するという本格的なもの。しかも、議会の運営は、ちば中学生県議会開催要領で定めるもののほか、千葉県議会会議規則及び、千葉県議会傍聴規則に準じて行います。
参加者は1校あたり、3年生2名、引率職員が1名。各校参加生徒2名のうち、1名を議員、他の1名を傍聴人とし、議長、副議長、発議案提出議員も議員から選びます。本物の議会を体験できるこの試み、社会科教育に有用と言えるでしょう。
ただ、1つ、問題点を発見しました。それは、国立校である千葉大学付属中学のみ対象校からはずれること。県内の中学校について公立は教育庁が、私立は総務部学事課の管轄となっているため、聞けば、これら関係者の話し合いの中で同校は漏れてしまいました。盲点と言えるかもしれません。
それに気がついた私は、当局に、千葉大付属中も機会均等の観点から、対象校に加えるよう早速要望しました。
なぜ、気がついたかと言えば、私自身が国立校出身である上、自分の子どもが同校に通学しているため。要望する際、利害関係が生じるため、担当職員に要望する時に気を遣いましたが、同じ中学生がありながら、こうしたイベントに参加するチャンスがない──そうあってはならないという思いから申し入れた次第です。
それにしても、私が気がつかなければ、どうなったか──。