在野の政治家

昨日、「小野先生を囲む会」という会合に出席しました。

小野先生、小野晋也前衆議院議員(愛媛3区)は09年の総選挙に出馬せず、その後は“在野の政治家”として活動されています。50歳代での引退・・・健康上の理由でもなく、選挙区の事情など“政治の世界でありがちな理由”で引退された訳ではありません。

所属されていた自民党、現在の政治状況を憂い、在野でできることはないか・・・模索しながら活動されています。会合におけるスピーチで、ご本人は「引退したのではない。僕の後に永田町がある」とおっしゃっていました。

もちろん、権力の側から去って何かをしよう・・・それがいかに難しいか言うまでもありません。自分の立場に置き換えても、進めようとしている政策、陳情を受けた住民の願い・・・私が議員でなかったら、どれも実現はほぼ不可能でしょう。実際、小野先生も、ご自身主催の集まりを開く際、四国の各自治体にお知らせを出したところ、返事が来たのは2つだけとおっしゃっていました。

権力欲など微塵も感じさせない。私の尊敬する政治家の1人、そして、政治の世界において何人かいる師匠の1人です。

小野先生との関わりは、当時、先生が自民党政治大学院の院長をされていた際に開催された「地方リーダー育成塾」に参加してのが最初です。この講座は4~5年前に2回開かれましたが、筆者はその2回とも参加。「農商工の連携」などをテーマに、地方をいかに活性化させるか・・・を学びました。その時に学んだ精神、実際に現在の議員生活に役立っており、その意味でも小野先生には感謝しています。

地方リーダー育成塾・・・と銘を打っていましたけど、首長や地方議員などの養成する機関ではなく、講義を受けた中で“つばをつけて”・・・そんなことはまったくありません。もちろん、自民党が設置した機関なので、党員や自民支持者が多かったと思いますが、そんなことに関係なく、真に学ぶ機会・・・でした。そんなところにも小野先生の人柄が出ていたと思われます。

昨日の会は、育成塾の修了者も多数参加。私のほかにも地方議員になった方がいました。権力の側から離れても、なお、皆慕って集まる・・・そこには打算はありません。政治の道を志した過程で、今の筆者に少なからずの影響を与えた育成塾・・・この機会に、ブログに記しました。

小野先生は松下政経塾の1期生で、野田首相と同期。方や時の首相、方や在野の政治家ですけど、どっちが“本物の人物か”・・・そんな風に思ってしまいます。

さて、育成塾では、各自課題をまとめ発表するのですが、当然のことながら、私のテーマは地元の市川について。そこでよく覚えているのが、私が「将来の市川の人口減に備えて」・・・を前提に産業政策をまとめたところ、講師の方が寸評で「市川の人口がすぐに減少するとは思えないなぁ」・・・。

私はその時、都心回帰などで10年~20年先には人口減のリスクが生じるとの前提でまとめたのですけど、現実には、震災という事情がありながらも、それよりも遥かに早く、市川市は人口減少となってしまいました。

小野晋也先生