本会議休会中の5日、県土整備常任委員会が開催され、委員である私も出席しました。
委員会では、地元の案件として本ブログの【真実を発信91】で予告した通り、大洲橋建設に関する質問を行いました。
これまで、江戸川区の主導で大洲橋は、暫定的に防災強化の観点から緊急車両が走行可能な歩道橋を建設する・・・このような流れだったのですけど、雲行きが怪しくなっていると記したのは、真実を発信91で記した通り。7月24日に、江戸川区が財政悪化を理由に暫定整備は困難との申し入れがあったのです。
この点を質したところ、県当局の答弁は「江戸川区からの申し入れはない」のひと言。また、暫定整備検討会を東京都、千葉県、江戸川区、市川市の4者で開催する方向にありながら、協議会についても具体的な日程等、まったく決まっていないとのことでした。暫定計画そのものは、当初江戸川区からアプローチしたのにも関わらず、申し入れがないとの事実、問題ではないでしょうか。
聞けば、楽屋裏ではこの件に関して、江戸川区のみならず、市川市からも事実に関して県に連絡がなく、私の質問通告に当局が驚き、市川市側にヒアリングしたとか。このプロジェクトは県境をまたぐ都県橋であるため、千葉県と東京都、江戸川区、市川市の4者が協力し合って行うのは当然ですが、江戸川区、市川市が県に伝達しなかったことは、こうした信頼関係にヒビを入れかねません。
財政が厳しく、当面の建設が難しいのは仕方ないとしても、重要な事項の連絡ぐらいは、きっちりと行うべきです。そうでないと、プロジェクトが現実のものとなる段階となった際にもスムーズに進まないのでは・・・そんな疑念が生じてしまうでしょう。
それにしても、形になりつるある妙典橋の建設、行徳橋の架け替えに対し、大洲橋の建設、現状では厳しい印象が強くなった感じがします。