【真実を発信130】来年度予算は1兆4767億5800万円(骨格予算)

今日は会派ごとに2月議会に上程される議案の説明会があり、みんなの党の議案説明会に出席、そこで来年度、平成25年度当初予算案が提示されました。それによると、予算規模は1兆4767億5800万円で、対前年度当初比7.7%減となります。

ただし、当初予算は、3月に知事選挙を控えていることから、骨格予算として編成されました。新規着手分は計上されておらず、これらは肉付け予算として6月補正予算と対応することになります。

ちなみに、前回の骨格予算は4年前に編成された平成21年度予算でしたが、この時は当初予算が1兆4266億8300万円で、6月補正規模は1148億4100万円、補正後の予算額は1兆5415億2400万円。最終的に今回も1000億円以上肉付けされると想定されます。さらに遡ると、6月補正規模は平成17年度が1057億8800万円、平成13年度が1641億5800万円でした。

補正後も急激な環境変化がない限り、大きく変わらない義務的経費のうち、人件費は5817億2100万円で前年度に比べ約152億円減少。一方、社会保障費は37億円増の2207億5600万円、公債費は62億円増の1864億3500万円となっています。

なお、公共事業など投資的経費については、骨格予算のため継続事業や工程上年度当初から必要な事業を計上するにとどめたため、1051億1400万円で426億円減となりました。今後は補正予算による増額の規模が注目したいところです。

一方、歳入に関しては、県税が昨年度並みの6277億1900万円を見込む一方、公共事業は年度当初から着手する必要っがある事業のみを計上した関係から建設地方債が193億円減少したため、2286億5600万円と約223億円減となっています。

あくまでも骨格予算ですので、どれくらい投資的経費が上積みされるのか・・・といった点を中心に、6月補正予算も合わせて論じる必要があるでしょう。今後も折に触れ、予算に関してはブログで取り上げる予定で、当然のことながら、適正であるかどうかチェックしていきます。