【真実を発信141】県営住宅外国人入居者の比率は3.8%・・・一般質問より(3)

今日は質問の最終日。昨日は同僚の川井議員の質問についてのみ記しましたが、2日分をダイジェストで記します。このほか、質問の終了後、補正予算、自民党が作成、みんなの党も賛同した千葉県がん対策推進条例の制定、政務調査費に関する条例などについて質疑を行いました。

自民党の皆川輝夫議員(鎌ヶ谷市選出)が取り上げた梨に関する質問・・・梨は市川市の名産品であるため、興味を持って聞きました。新品種への取り組み、農業者の梨の加工についての支援、農薬飛散防止などを取り上げていましたが、このうち新品種の関しては、シーズン中に途切れなく生産するために、主な県産品種である「幸水」「豊水」「にいたか」に次ぐ新品種に取り組んでいると当局は答弁。さらに、梨の販売推進について、タイでフェアを開催するなど東南アジアを中心に輸出の支援に取り組むとしていました。

放射能問題が注目される中、県内では手賀沼処理場での放射性セシウムを含むごみ焼却灰の一時保管が昨年来激しく議論されていますが、今回も地元印西市選出の瀧田敏幸議員(自民党)、搬入する柏市選出の阿部俊昭議員(公明党)が取り上げていました。

平成27年3月末が一時保管の期限です。これが本当に守られるのか・・・住民の間では不安は消えていません。この期限の厳守と保管している間の住民の安全・・・今後も折に触れ議論されることになりそうです。

安全性についての瀧田議員の質問に対し、当局は10か所で定点観測を行い、現時点ではゴミ焼却灰を搬入する以前と空間放射線量の数値は変わらず、影響はないと考えている・・・との答弁がありました。瀧田議員は、受け入れ先である地元の住民と対話を重ね、時には罵声を浴びることもあったとか。「最後は心の問題」と述べておられましたが、この問題にご苦労されてきただけに、ひと言ひと言に説得力があります。

自民党の木名瀬捷司議員(野田市選出)が質問した信号機の設置状況・・・以前、このブログで要望して実際に設置される競争率は12.5倍と記しましたけど、平成24年の件数に関して昨日の答弁は、設置要望992件に対して、来年度の設置を予定している台数は80台・・・計算すると、ほとんど倍率は変わりません。

民主党の岩井泰憲議員(印旛郡選出)は点字ブロックが、県内では不適切、危険な個所が多いと指摘していました。これについては国が示す適切な事例を周知させる方向です。

全議長である自民党の伊藤和男議員(香取市選出)は、千葉県の未来という項目で産業政策について取り上げました。千葉県を発展させるためには、企業、産業の誘致が不可欠になりますが、健康・医療といったビジネスや、中小ベンチャーの育成など多様な産業を集積すると答弁。伊藤前議長は既得権に縛られることなく、県政を舵取りして欲しいと要望していました。

県営住宅について取り上げたのは、自民党の山本義一議員(八街市選出)、臼井正一議員(千葉市美浜区選出)の2人。山本議員は空き家について質問し、1263戸あるうち、410戸が募集停止、残り853戸は退去修繕が済んだら速やかに募集・・・当局は空き家率が常時全体の5%としています。また、家賃の収納率は92.8%で、滞納額が3億5700万円あることを当局は明らかにしました。

さらに、臼井議員の外国人入居者の質問に対し、平成22年10月現在で、全1万8121の入居世帯のうち、外国人世帯は3.8%にあたる686世帯。臼井議員の地元である美浜区では、この率が13.7%に達するとの答弁がありました。

明日は休会で、明後日から予算委員会がスタートします。