【真実を発信155】TPPはブレずに推進の姿勢・・・4月臨時議会から

今日は、県知事選挙後の4月臨時議会が開催されました。主な議案は副知事人事です。今月21日で任期が切れる石渡哲夫副知事の後任に、3月まで総務部長を務めた高橋渡氏とする議案が採決され、共産党を除く残りの会派が賛成し、可決されました。

議会が同意した高橋次期副知事の任期は4月22日から。これまで、総務部長のほか総合企画部長など知事部局の要職を歴任するなど、県政全般に通じる生え抜きです。歩んできたキャリア、県政全般に通じている点などから反対する理由はなく、みんなの党千葉県議会議員会は会派として議案に賛成することにしました。

一方、今臨時議会では、共産党からTPP交渉参加に反対する意見書が上程されました。臨時議会の場合、発議案は緊急性を要するもの以外は採決しません。緊急性があるか否かの決を採ったところ、緊急性ありとしたのは上程した共産党と市民ネット・社民・無所属の2会派のみ。みんなの党も含めて他の会派は緊急性なしとし、採決されませんでした。

なお、この意見書に対して、私は議会運営委員会にて「会派として、これまでTPPについては一貫して推進の立場を取っていた。この意見書の内容は反対のみならず、緊急性もまったく感じない」と発言をしました。農業県である千葉県において、推進をコンセンサスとするのは難しいながら、今後も会派としてブレずに推進の姿勢を取り続けます。

上程した共産党は、全会一致の可決を目指したものの、TPP推進である我が党が議席を有する限り、それは千葉県議会ではありえません。一昨年の9月議会において、私はTPP推進の討論を行ったところ、議場全体からヤジの嵐を浴びた経緯があります。もちろん、採決すれば結果はどうなったかわからないものの、何が何でも反対・・・といったムードさえあった1年半前に比べ、状況が多少変化した印象を持ちました。