【真実を発信175】質問項目人気No.1は「アンテナショップ」

6月定例議会は18日で一般質問が終了、本日と明日は予算委員会、来週月曜から木曜まで各予算委員会が開催されます。既に、このブログでは代表質問については発信しましたが、今回は一般質問をダイジェストで紹介することにしました。なお、私の一般質問に関しては項目ごとに、追って記します。

毎回、一般質問で取り上げる議員が多い項目があります。流行りという訳ではないのですが、その時に注目されている課題を反映している、と言っていいでしょう。たとえば、一昨年は放射能問題の質問が続きました。

事前に、同じ質問をする議員の存在がわかると、通告した後は変更できませんので、質問の仕方や問題についてのアプローチの角度を変えるなど工夫が必要になるでしょう。自分が先にすれば問題ありませんが、後の順番の場合、答弁の内容がまったく同じになるため、時間の無駄になります。そこが議員の能力の見せ所でもあるのですが・・・。

で、今回の議会で人気No.1の項目は「アンテナショップ」でした。知事の政治姿勢に関わる「職員給与削減」も問い質す議員は多いですが、こちらは議案に提示されている内容。そうではない「アンテナショップ」が取り上げられるのは、森田知事が掲げる「千葉のポテンシャルを引出す」という公約、さらには、議員の多くが千葉産を県外に売り込み、地域を活性化させよう・・・そう思っているためかもしれません。

このほか、目を引いた質問をいくつか記すと、佐野彰議員(自民党、中央区選出)の「健康維持について」の質問。平成15年度に鴨川市と共同で実施した「お達者調査」という追跡調査に関して、今年度が調査をまとめ公表するため、その結果によって、食生活と病気の関連性、格差が生じる要因を分析し、千葉県立保健医療大学などと連携して取り組むべきと指摘していました。

石川信一議員(公明党、船橋市選出)は単式簿記を改めて複式簿記を導入すべきと提言した際、森田知事の著書の中で触れられている、石原慎太郎前東京都知事との会談で複式簿記を奨められたことを紹介、それに対して知事は「県としては動向を注視する」と答弁していました。

最後に登壇した阿井伸也議員(自民党、大網白里市選出)は、県職員給与引き下げに絡み、県内自治体で国の要請に従わず給与を下げない自治体にペナルティを課すのかという質問に対し、当局より「県からペナルティを課すことは考えていない」と答弁がありました。

次回以降、議会に関しては、私が行った一般質問について、項目別に記すつもりですが、現在、諸々の事情から多忙なため、更新が滞り気味となりそうなこと、ご容赦下さい。