【真実を発信179】郷土芸能・伝統的工芸品について・・・一般質問(3)

一般質問の3つ目は「郷土芸能・伝統的工芸品について」でした。

伝統的な芸能や工芸品も、後継者難によって存続が危ぶまれているものが少なくありません。筆者が衝撃を受けたのは、今年正月の出初式でのこと。華やかなはしご乗り・・・聞けば、演じたのは地元市川の人ではなく、市原市から応援を頼んだといいます。それまでの演者が高齢となる一方で、後に続く人がいない・・・伝統を守るのは今生きる私達の役目と思い、質問として取り上げました。

議事録を調べると、昨年の中学生議会において、野田市の中学生が「獅子舞など無形文化財の保存会がありますが、後継者不足に悩んでおり、後継者育成に関して県は、どう対応するのか」という質問をしました。その答弁として「保存会と学校が連携して学ぶ場を作るなど取り組んでおり、それを市町村に働きかける」とありましたが、本当に働きかけて欲しいものです。

さて、私の質問ですが、まず「民間で継承されている郷土芸能のサポート」に関して問いました。その答えとして「県教育 委員会では、地域に伝えられているお囃子や 獅子舞などを紹介し、継承を図る行事「房総の郷土芸能」を毎年開催するなど、県民の理解と関心を深める取組を行っています」とし、さらに「楽器や衣装などの用具修理や、保存 団体の上演会などに対する県の補助事業の ほか、国や民間団体等でもさまざまな助成事業を実施。今後も、保存団体等に対し、これらの事業を 活用するよう積極的に働きかけるなど、郷土 芸能の保存・継承を支援してまいります」としました。

一方、工芸品については「県では、伝統的工芸品として、これまで177品を指定し、「チーバくん物産館」での展示・販売や、「そごう千葉店」で開催する伝統的工芸品展での実演・販売を行うなど振興に努めています」とした上で「後継者の育成のため、養成事業を実施する市町村に助成するとともに、新たな販路拡大を目指して、木(もく)象嵌(ぞうがん)で作られたスマート フォンケースなど新たな商品開発への支援も行っています。さらに今年度から、本県で唯一の国指定伝統的工芸品である「房州(ぼうしゅう)うちわ」に対し、国と共同して需要拡大に向けた支援を行うこととしております」としています。

この項目では「房総のむらにおいて工芸品の実演品目を増やす考えはないか」という再質問しました。伝統工芸品をアピールする場としてだけではなく、観光資源としての付加価値を付けるためです。

この質問に対し、当局は「房総のむらでは、房総地方に伝わる伝統的 生活技術などを直接体験する取組として、房州うちわや江戸つまみかんざしなど、9つの指定伝統的工芸品を含むさまざまな伝統技術の 実演や体験演目を行っています。今後とも、伝統的工芸品の製作者等に働きかけを行い、新たな実演演目の導入に努めてまいります」との答え。伝統工芸品を手掛ける方から、房総のむらにおける実演機会を拡大して欲しいとの要望を受けていたので、新たな演目の導入に努めるという答弁は良かったと思っています。