【記者魂58】娘を政治利用!?

「ご家族は大変でしょう」とよく聞かれる。政策からはちょっと外れるが、この点について今回は触れてみたい。

はっきり言って家族に迷惑をかけているし、申し訳ないと思うことが多い。それまでは、サラリーマンだったのが、ある日を境にオヤジの職業が政治家になったのだから、いろいろな場面で、家族はたまったもんじゃない・・・そう思うことがあるだろう。とくに、選挙は自分の時は言うまでもなく、人の選挙を手伝う際も忙しい上にピリピリするので、家の雰囲気は悪くなる。

サラリーマン時代も給料はそこそこ貰っていたし、議員になってから豪邸を建設などということもしていないなど普段の生活は、それほど変わった感じはしない。もともと忙しい職種であり、子どもが小さい時など、日曜の晩に「おやすみ」と言ってから、土曜の朝に「おはよう」と言うまで、父親に会っていない(私は寝顔を見ているが…)ということもあった。そんな中で一番、申し訳ないと感じるのは、ことあるごとに「議員の何々」と家族が見られる点だ。

小学4年生娘から聞いた話を記すと、お弁当を持って行って、隣の子がおかずのハンバーグを見て「さすが政治家の子は豪勢だな」と言われたことがあるという。誤解無きように記すと、豪勢でもなんでもない。家内が時間をかけて作ったという点では“値打ち”がある弁当だと思うものの、素材は近所のスーパーからの仕入れ。たまに、私も買い物を頼まれるが、買うのは特売、値引き専門だ。どうも、イメージだけでそう見られる感じがしてならない。娘が、それをサラっと流しているのが救いと言えば救いだが・・・。

これは、議員じゃなくても、共稼ぎならどのご家庭も悩むところと思うが、両親が夜不在の場合、娘をどう過ごさせるかが心配になる。通常なら高校1年生と中学3年生の兄2人に面倒を見て貰うところ、彼らもやれ塾だ部活だと結構忙しく、2人とも不在の場合は頼む人がいない。最近、1か月ほど家内が入院した際は往生した。この間、着席式の国政報告会に、主催者である国会議員の先生に配慮して頂き、こぶ付きで行ったこともある。その時は報告会出席者の最年少記録を更新したそうだ。

ただ、盆踊りや祭りに参加する時は、娘も“ファーストレディー”の役目を喜んで務めてくれる。ために、近所だけではなく、少し遠方のお祭りには何度も顔を出し、市長をはじめ地元の政界関係者や有力者など多くの人と娘は顔なじみになった。むしろ、私にとってなじみのない場所に顔を出す時、娘が一緒だと、その場がなごむこともある。文字通り、「子どもは親善大使」・・・こぶ付きで大変と言いつつ、娘を「政治利用」しているのかもしれない。

政治利用という訳ではないながら、娘を通じて子ども関係の施策についての疑問点に気が付くことが何度もあった。政策課題として取り組んでいる学童保育もその1つ・・・話は大きく脱線したが、普段迷惑をかけているだけではなく、政策を考える上でも、知らぬうちに助けて貰っていることもあり、その点でも家族に感謝しなければならないと思っている。