【真実を発信247】26年度予算見込みは200億円の歳出超過・・・代表質問より

本会議の返り初日で、本日から質疑が始まります。本日は、自民党の秋山光章議員(館山市選出)、民主党の高橋浩議員(木更津市選出)による代表質問が行われました。

秋山議員がまず取り上げたのは財政問題で、概算要求段階にある平成26年度予算についてです。当局によると、歳出は今年度(6月補正予算計上時点)比で430億円増加する一方、歳入は230億円増加、差し引きで200億円の収益差になっていると答弁しました。経費の見直しを行うとしていますが、できれば、借金に頼ることはしないで欲しいところです。

東京オリンピック・パラリンピックの招致に関して、県は戦略推進本部を設けておりますが、成田空港を擁し日本の玄関口であることで、選手や応援する観光客を気持ちよくお迎えすることは重要と認識していると答弁。交通手段をスムーズに、また、観光を拡充するなどの施策について森田知事は意欲を示していました。

振り込め詐欺に関しては、10月末現在で583件、16億7500万円。ひったくりは740件起きたとしています。引き続き広報啓発に努めると県警本部は強調。他方、犯罪死見逃し防止に関する質問に関し、変死体が10年前に比べて1900体多い8158体あったことを明らかにしています。実に10年間で30.6%の増加。犯罪死を見逃さないように取り組んでいるとのことですが、ご遺体の腐敗を防止するために冷蔵施設が不足。移動用車両も同様で、一般の警察車両で運搬し、ご遺族の怒りを買ったケースもあったそうです。検死体制の充実が必要と感じました。

売却が決定し来年度から新たにスタートを切る予定の南房パラダイスについての質問では、当局は10月からのプロポーザルによる公募を開始、植物園に4社、宿泊施設に7社応募があったと答弁していました。年内には事業者を選定するそうです。

民主党の高橋議員の市町村合併、広域連携に関する質問に、今後、県内で自主的な動きが出た場合、合併協議会へ職員派遣を行うとする一方、広域連合への取り組みには情報提供や助言に努めていくと答弁していました。

また、アクアラインの800円維持について、社会実験の継続を国に働き掛けていくと答弁。刑事犯に関する質問に対しては、10月末現在で、前年比1.8%減の65845件となったものの、自動車盗、空き巣等が増加していると答えていました。

2日目は公明党の代表質問があり、その後、6日目まで各議員による一般質問が続きますが、今議会はみんなの党の質問枠は残念ながら割り当てがありません。