【真実を発信248】金融商品取引が絡む特殊詐欺の件数増加・・・一般質問より(1)

本日は質問3日目。昨日午前中の公明党の代表質問に続き、一般質問が行われています。いつものように各議員の質問に関し、ダイジェストで発信することにしましょう。

公明党の代表質問は阿部俊昭議員(柏市選出)でした。行財政改革について、単式簿記から複式簿記への移行を問い質しましたが、当局は国の検討状況を注視しながら準備すると答弁。総務省が進めた場合、すぐにでも決まりそうな感じとなっています。過日の決算審査特別委員会では、外郭団体などの複式簿記の決算書をもとに質問したところ、トンチンカンな回答が出るケースがありました。やはり、フロー、ストックをバランスよくみる必要性が高いと思われるので、複式簿記への移行が急務の課題だと思います。

野田市で起きたタンク爆発事故に関連する質問では、県内にある事件を起こした会社に対し、11月18日に安全が確認されるまで施設の停止を指導したほか、同社以外の31社すべてに立ち入り調査を行い、事故の再発に努めていくとのことです。台風26号の被害では、大量の雨水によって市川ポンプ場が運転停止しましたが、これに関して施設の改善を検討するとの答弁がありました。

共産党の小松実議員(千葉市花見川区選出)が取り上げた急傾斜地に関しては、危険箇所と認定されている急傾斜地区は9071カ所であることが明らかにされ、うち急ぎ対策が必要な個所は1613カ所あるとか。このうち実際に対策を施したのは約500カ所で3分の1しか過ぎません台風などによる記録的な豪雨の影響が先行き増えることが考えられため、対応が急がれます。

武田正光議員(流山市選出、自民党)が取り上げた放課後児童クラブは、今年5月末現在の待機児童数が863人と前年比で218人増加したと答弁。この問題は私も課題にしていますけど、補助制度に拡充するとの答えがありました。

内田悦嗣議員(浦安市選出、自民党)は、一部報道された通りご自身の地元たる浦安市に絡んだ市街地液状化事業のほか、JR京葉線のりんかい線との乗り入れ問題を質しました。これに対する答弁は重要としながらも、運賃体系から実現は難しいと当局は従来の見解を変えていません。また、東京オリンピック・パラリンピック誘致に絡んでスポーツ振興、なかんずくジュニア育成については、選手の発掘、用具の充実、指導者の育成について質問しながら、スポーツに関して県当局は、積極的に取り組む方向にあるようです。

3日目は、自民党の臼井正一議員(千葉市美浜区選出)が、やはり京葉線について、海浜幕張地区に鳴り物入りでオープンするイオンモールの近辺で浮上している新駅問題を質問。既に、駅舎用用地が確保されている一方、15000㎡の広場を用意しており、引き続き再開発を国に働きかけるとしています。

プリティ長嶋議員(市川市選出、千葉県民の声)は、コンビニ防犯ボックスなどを質問し、これについて当局は本年度は住民にわかりやすくするために説明と回答。また、実験的に行った後、それに沿って来春に事業見直しを行うとの答えでした。

民主党の河野俊紀議員は、金融商品取引が絡む特殊詐欺について質問。未公開株なども合わせて、65件(対前年比23件増加)と急増。被害総額は4億3431億円であることが明らかにされました。ちなみに、認知件数のうち63件と大半は被害者の年齢が60歳以上とか。検挙件数は57件(前年比40件増)、検挙人数は31人(同15人増)です。今後の警察当局の対策が注目されます。

同じく、民主党の中田学議員(柏市選出)は、保育所不足に関して潜在保育士でアプローチ。潜在保育士について研修や就職相談を行い、保育所不足に対応するとしています。さらに、政令市、中核市を除く市町村に対して、保育ママ制度を行っており、これに対する補助を積極的に行うと答弁していました。また、海外観光客向けでWiFi環境の拡充を進めるとか。成田、浦安の両市で充実していますが、今後、点から面へ進めたいと答えています。自民党の坂下しげき議員(市川市選出)は、県予算の消費税導入による影響を質問、すべての事業を精査した上で予算計上するとの回答でした。

明日は質問第4日目、今日で折り返し地点を過ぎました。