【真実を発信254】除草の新技術・・・県土整備常任委員会より

本日開催された県土整備常任委員会に出席しました。12月議会に上程された補正予算のほか、条例案などを審議。このほか、今秋、茂原市に大きな被害をもたらした一宮川の氾濫と今後の防止策、労賃の上昇、800円継続と報じられたアクアラインなどが議論されました。

過日、「記者魂」で各紙報道をもとに、アクアライン800円継続と記しましたが、小池県土整備部長によると、正式には決まっていないとのこと。現状に関しては「国交省が要望を受け検討している段階。ただ、継続を大いに期待している」と述べました。

さて、私は委員会において質問したのは2点です。

まず、1点目は、9月議会でも質問した県有道路の草刈りについて。その後、12月議会の本会議にて、小池部長が「雑草が生えないようにする新技術を普及させる」と答弁したので、この技術がどんなものか問うたのです。

答弁によると、この技術は雑草の繁殖を防止するため、道路境界ブロック等コンクリート製品とアスファルト舗装との接合部にウェーブ条鋼を形成させた道路環境製品。千葉県コンクリート製品共同組合が開発しました。

雑草の問題に関しては、前回の委員会で私のほか、宇野裕議員(自民党、匝瑳市選出)、新技術の答弁を引出した江野澤吉克議員(自民党j、袖ケ浦市選出)と県西部、九十九里、内房と3地域の議員が取り上げた訳ですが、それだけに、各地域共通の住民にとって重要な問題と言えます。この新技術の普及をはじめ、予算が厳しいながら、県道の雑草問題に積極的に取り組んで欲しいと要望しました。

2点目は、県道市川柏線の本八幡寄り、通称、本八幡駅北口中央通りの拡幅工事についての進ちょく状況です。

千葉県では、「ちばの道 げんきプラン2013」を公表、そこには道路整備における平成31年までの開通目標が明示されていますが、本八幡駅北口中央通りについては、このリストから漏れているため、今後の見通しについて聞きました。

答弁では、この事業について用地買収が60%進展しており、今後も買収を進め開通を目指すとのことです。ただ、現状は、取得した用地を、ガードレールで囲っているだけ。完成までに時間がかかるため、せめて、すべて用地買収が済んでいる東菅野1丁目付近において、その部分を活用、先行して右折レーンを設置することが地元の要望で出ています。

この問題については、市川市議会の9月定例議会において、守屋貴子議員(民主党)が質問。大久保市長は「部分的な右折レーンを設置することは円滑な交通に効果が高い。せっかく買収が進んでいるのに活用されていないのも事実であるので改めて県に要望していく」と答弁しました。

県も、本日の答弁で「右折レーンが設置されていないことが渋滞の要因になる」と答弁するなど重要性を認識しています。私も本日、暫定的に右折レーンを設置するよう要望しました。これについては、今後も県当局に働きかけて参ります。

除草対策の新技術、「ボウソウ」と防草に引っ掛けたネーミングです