【真実を発信270】みんなの党千葉県地方連絡協議会を開催

昨日は市川市内において、みんなの党千葉県地方連絡協議会を開催しました。昨年春に発足して以来、定期的に会合を重ねてきましたが、本年は初めて。今回は、党本部から渡辺喜美代表、佐藤正夫組織委員長を招きましたが、渡辺代表は年内に地方を100回訪問することを目標としており、昨日の出席もその一環です。

代表、組織委員長から党運営などに関して説明を受けた後、県内党組織を連絡協議会から総支部に格上げすることなどを議論しました。既に報道されていますが、今春をメドに総支部の体制を整える予定です。

前幹事長の下では、中央集権的運営がなされ、地方の事情を踏まえた行動がしにくかった状態にありました。中央と異なり、地方政治は首長と議会の二元性であるため、首長との“間合い”が大切になります。首長に対して、与党として接っしているのか、野党として接っしているのか、それとも、一番多いと思われる“是々非々”で接っしているのか・・・そのスタンスによって、原理主義で進めた方がいいケースと、そうではまずいケースと分かれてくるでしょう。

我々地方議員はアジェンダから外れ、勝手に振る舞うことこそしません。しかし、各地域の事情から首長と他会派と議論の余地を残す必要があるケースもあります。たとえば、公務員給与削減について、千葉県議会において10%削減の条例案に賛成しましたが、党は20%を主張してきました。千葉県では全国に先行する形で引き下げてきた経緯があり、その点を踏まえ、私ら千葉県議会議員会は20%に満たないながら、条例案に賛成した訳です。

それが、本部の指示によって「一切の妥協は許されない。20%ではないので反対せよ」・・・そう通告がなされた場合、せっかく、部分的にでも公約を果たせるのに、それを放棄する格好となってしまいます。実際、県内自治体の中には、原理主義的にコトを進めた結果、「何でも反対!」とレッテルを貼られてしまうリスクが生じるところもありました。

地方議員として、自らの理想を語るだけではなく、地域の実情を考慮する必要があるでしょう。理論だけで物事を進め、“頭でっかち”になるがゆえに、結果的に、住民の意識からかい離しては何にもなりません。

そうした意味において、県組織の強化は、単に党勢を拡大するという点だけではなく、地域の実情を政策の反映させやすくなるという点でも大きいと思いました。もちろん、基本となるのはアジェンダです。そこから外れることなく、地域の実情も加味できれば、より住民のためになる活動ができるでしょう。総支部の発足は、その第一歩になるとみられ、私は連絡協議会の代表として作業を一生懸命進める考えです。