今日は本会議質問日の4日目、一般質問は2日目となります。みんなの党の同僚である松戸隆政議員(松戸市選出)が登壇しました。
松戸議員の質問は、全部で5項目、「貧困ビジネスについて」「ウーマノミクスについて」「オープンデータの活用について」「大規模地震に伴う火災被害について」「救急医療について」です。
まず、貧困ビジネスですけど、一般的によく知られているのは、生活困窮者に住宅を斡旋して生活保護費を搾取する“囲い屋”でしょうか。この貧困ビジネスに関しては、囲い屋のほか様々なケースがありながらも、明確な定義づけがなされておらず、悪質な業者を取り締まれない状況です。当局は、首都圏の9都県市が連携して定義の明確化、規制などを国に働きかけるとの答弁がありました。
ウーマノミクスは、働く女性を活用して経済の活性化を図ろうとするもので、ゴールドマン・サックス証券のエコノミストであるキャシー松井氏が提唱したことで知られています。
現状で、千葉県で女性の有職者の割合は全国平均63%に対して61.5%で、世代別でみると25-29歳が75.9%、30-34歳が65.6%、35-39歳が62.9%、40-44歳が66.4%、45-49歳が73.1%と、グラフにすると凹型で、巷間言われるように、子育て世代が厳しい状況。森田知事は、ジョブサポートセンターでセミナーや職業紹介をワンストップで実施、そこでは女性の延べ利用者は3632人、就職できたのが47.3%、子育て世代を対象に託児所付きセミナーを行っていると答弁しています。松戸議員は、女性の社会進出を促進せよ・・・と強く訴えていました。
さて、オープンデータですが、これは行政が持つデータを公開、制限なしで全ての人が望むように利用できるような形で入手可能にするもの。松戸議員はこの活用について問い質しました。国内の先進地域では、福井県鯖江市が知られています。当局は、データ形式の統一性など課題は多いとしながらも、9都県市で連携を検討し、適切な対応をすると答弁しました。
大規模地震に伴う火災被害に関しては、これまで私も、住宅密集地の防火対策、火災旋風など何度か議会で取り上げた経緯があり、今後も会派として取り上げていきます。また、救急医療に関しては、県内のレスポンスタイムが平均8.7分、病院までの平均搬送時間が43.7分と明らかにしましたが、県当局によると、年々長くなる傾向とか。改善を考えなければなりません。
他の議員の一般質問についても、今後、ダイジェストで記します。