【真実を発信288】放課後児童クラブ、810人の定員増目指す・・・一般質問より(3)

今日は本会議質問の6日目。本日で質問は終わりとなり、明日以降は休会、予算委員会、各常任委員会が行われる予定です。

みんなの党では、予算委員会に川井友則議員(松戸市選出)が登壇。6日、7日、10日の3日間、1日あたりの持ち時間17分で、9つの質問を用意しました。川井議員の思いが篭った質問、隙間を突いた質問・・・その様子は千葉テレビで放映されますので、ご覧になって下さい。

さて、今回は昨日と本日の2日分の質問について記します。

昨日登壇したトップバッターは、民主党の石井敏雄議員(八千代市選出)でした。里山の質問では、県は一定規模以上の森林に関し間伐を実施するなど森林保護に取り組んでいるほか、市町村と連携する一方、里山活動団体など小規模な組織を支援するとしています。

自民党千葉県議会議員会長の阿部紘一議員(千葉市稲毛区選出)は、知事の政治姿勢のうち、先に就任した舛添要一新東京都知事との連携をどうするかについて問い質しました。森田知事は舛添知事と旧知の間柄とした上で「東京五輪・パラリンピックなど幅広く協議が必要」と答弁。舛添知事が冬季五輪開催地であるソチから電話をくれたとのエピソードを明らかにしたものの、新知事が多忙のため知事同士で初のとなる公式会談についての日程はわからないとしました。

さらに、阿部議員は東総地区の被災地仮設住宅について取り上げ、当局は230戸の応急仮設住宅、31戸の借り上げ仮設住宅のうち、まだ合計で200戸以上、300人以上が利用されていることを明らかにしています。

生活の大川忠夫議員(千葉市花見川区選出)が質問した放課後児童クラブは、私も議会で何度も取り上げました。平成25年5月1日現在の待機児童は863人、今年度は810人の定員増を目指すとしていますが、年々ニーズが高まっており、政策が追いついていない現状と言えるでしょう。私も、少しでも多くの方が利用し、待機児童が生じないように努めます。皆川輝夫議員(自民党、鎌ヶ谷市選出)が取り上げた梨については、当局は生産効率を悪くする老木の植え替えを推進するほか、海外販路を拡大するとしていました。

1月の海外議員視察団の団長を務めた阿井伸也議員(自民党、大網白里市選出)は、団長として率いたことを踏まえ、知事のトップセールスを質問。千葉県が目指すインバウンドの目標値に達していないことは既に新聞報道されましたが、このほか、県産品の輸出に関して重点品目を決めて対応していくとの答弁がありました。

山本義一議員(自民党、八街市選出)が取り上げた観光の充実。県の海外観光者向けホームページは年間230万アクセスあるそうです。現在、日本語、英語、中国語、韓国語、タイ語と多言語対応していますが、近くリニューアルすることを当局は明らかにしました。

自民党の宇野裕議員(匝瑳市選出)は、今年成田市で開催される2014年世界サンボ選手権大会に関して取り上げました。ロシアの国技でもあるサンボ、日露両国の親善となるほか、各国選手や観光客に「おもてなし」をすることで千葉の良さをアピールするチャンスと言っていいでしょう。森田知事はこの大会について「県として出来る限りの協力をする」と答弁しました。

石井宏子議員(民主党、君津市選出)が取り上げた高速バスのバリアフリー化。これは、荷物スペースの減少や、高額な改造費から進んでいません。県は促進するため、取り組んでいるとのことです。また、妊娠中の母子感染に関して、石井議員はトキソプラズマ、CMVなど感染の恐ろしさを説きつつ質問。県では、予防するため、ホームページの活用や、母親学校などを通じて啓発活動を行うと答弁しました。

斉藤守議員(自民党、船橋市選出)が取り上げた外国人の土地買収では、国の制度不備が浮き彫りに。土地利用は届け出義務がありますが、その中に国籍は要件となっておらず、実態が把握できません。国政の場における議論、各地域の実情を注視するとしています。

今議会、最後に一般質問で登壇したのは前副議長の佐藤正巳議員(習志野市選出)でした。東京五輪・パラリンピックに関して、これまで多くの議員が取り上げましたが、佐藤前副議長は成田空港を擁する千葉においてテロなどのリスクが大きく、それをどうするか姿勢を追求。県当局は、国と協議しつつ、防災、テロ対策、感染症対策などに取り組むと答弁しました。