今年もこの日がやってきた。3月11日・・・東日本大震災から3年が経過。決して忘れてはならないだろう。
千葉県内のことを記すと、津波が襲い大ダメージを受けた旭市、液状化による被害が大きかった香取市では、まだ、多くの人が仮設住宅で暮らしている。現在、開催中である2月議会において、県内にある応急仮設住宅230戸のうち181戸、借り上げの仮設住宅31戸のうち25戸がそれぞれ入居している状態で、300人以上が暮らしているとの答弁があった。
インフラの復旧は進んだものの、被災された方の生活が元に戻った訳ではない。「311」が来れば、あの惨状を思い出し、被害が比較的小さかった地元の市川でも、話のネタは「当日は何をしていた?」となるなど、思い起こすことと同時に被災地に関心が向き、また、同時に今度地震が来たら・・・とばかりに防災意識も高まる。
ただ、やはり、一昨年、昨年と比べると、普段の生活の場で、記憶が徐々に薄れているということはないだろうか。地元の話で言えば、その時間帯は交差点の信号さえ点灯しない計画停電が実施され、不便な生活を強いられた。それを忘れず、普段から防災に対する意識を高めておくべきだろう。そして、東北地方や旭市などにおいて、まだ苦しんでいる人が少なくないことを憶えておきたい。
おしまいに、改めて、お亡くなりになった方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方にお見舞い申し上げます。