【真実を発信306】任期も残り1年になりました

私の任期は来年の4月29日まで、その直前には選挙が行われます。残りの期間は1年になりました。

3年間、わからないことが多く、無我夢中で取り組んできましたが、慣れるに従って活動の幅も広がり、実現できた政策もあります。所属する会派は3人で、議会において条例案を提出することはできません。しかしながら、質問する場において、提言、要望したことの中に、実を結んだものもありました。最近では、県立高校の入試制度において、継続を要望した前後期制継続が今年度も行われることになったのです。

個人の活動だけではなく、会派としても多くの意見書を提出、そのうちのいくつかは、少数政党提出の発議案にも関わらず、議場において他会派にも賛同して頂き、採択されました。

何度か、このブログでも記した通り、地方政治は二元性であるため、国とは異なり少数会派からの提案について、最高責任者である知事に必要と認められ、賛同する会派が多ければ、政策を実現することが可能となります。そのためには工夫が怠れません。こうした環境であるがゆえに、少数会派であるため「何もできない」と最初から諦めてしまうのは怠慢以外の何物でもないでしょう。

何にでも反対するのは簡単です。しかし、それでは、逆に自分が良いと思って提案、披歴したものも議論されることなく反対されてしまうでしょう。

私は、千葉県を良くするために、様々な政策を胸に抱き、それを要所要所で提案、実現できるよう活動しています。そうするためには、現実的な対応が求められるのは言うまでもありません。今後も、そうした方針で取り組んで参りたいと思います。

党本部が混乱する過程で、保守の改革政党を標ぼうし、一致する政策であれば与党とも組んで実行すると今年の党大会で宣言した際、残りの任期、自分が思っている県政における立ち位置、対処方法で活動が思い切りできるようになったと自信を持つことができました。

党を出て行った仲間の中には、まずは「反対ありき」、反自民を第一・・・といった柔軟性に欠くと思しき方もいて、正直、それが活動の妨げになると思ったものです。昨年の知事選挙において、森田知事の支持を明確に打ち出し、県政において与党に近い立場を示した際にも、「千葉は何をやっているんだ」といった批判的な声も聞こえてきました。

もちろん、党の基本的な政策に反する案件については、反対の姿勢を示します。最近も、今年の2月定例議会においては、飲むことができない人事案を反対しました。しかし、予算案も含め、各論では意見を述べながらも、総論で賛成できるものは賛成します。重箱の隅をつつくような真似は決してしません。

批判は一見、格好良く見えます。しかし、対案もなく単に「ダメと思うから」という理由で反対するのは、生産的とは言えません。政策をいかに実現していくか・・・これを第一に残り1年の任期を全うしていきたいと考えております。

当面のスケジュールで、最も大きいのが6月定例議会。そこでは一般質問で登壇する予定です。みんなの党に与えられる一般質問の枠は年3回で、それを所属議員3人のローテーションで行っているため、おそらく、今任期中で最後の一般質問になるでしょう。この連休中も、質問の準備に時間を割いておりますが、何か県政で疑問に思うことなどありましたら、遠慮なく指摘して下さい。既に、多くのご意見が寄せられ、質問に反映する項目もあります。

一般質問に関して、詳細は改めて記します。