【真実を発信343】平成25年度決算見込みのポイント、91億円の実質黒字に

千葉県の平成25年度決算見込みがまとまりました。そのポイントは、歳入が前年度比1.7%増(276億円増)の1兆6190億円、歳出が同1.5%増(239億円増)の1兆6019億円となっています。

その背景として県当局は、歳入増が県税収入増加、歳出については医療や介護給付など社会保障関係経費が増加したこと、また、将来の財政負担に備え、県有施設長寿命化等推進基金及び県債管理基金(減債基金)に積み立てた点を挙げていました。

一般決算における実質収支は、91億円の黒字となり、経常収支比率は前年度比で4%ポイント減となる91.7%となっています。

他方、健全化判断比率に関しては、実質公債費比率が11.3%(昨年度11.2%)、将来負担比率は179.3%(同191.9%)といずれも、早期健全化基準(25.0%、400%)を下回りました。

91億円の黒字を計上したとは言え、これはあくまでも単年度の話であり、3兆円を超す借金を抱えるなど財政が厳しい状態にあることには変わりません。今後も、無駄なく必要なところに必要なだけ配分、そして何よりも、歳入増を図るための成長戦略が県には不可欠であり、私も行財政改革、成長戦略の両面で、政策提言等を積極的に行ってまいります。