この週末に、市川市PTA連絡協議会が主催した平成26年度「P連フェスタ」にお邪魔しました。市川市内から、PTAの役員の方を中心に大勢の方が出席。3団体から発表が行われました。
その内容は、千葉県市川健康福祉センターの「思春期における食生活について」、市川市立平田小学校おやじの会サファリによる「平田小おやじの会『サファリ』の活動」、市川市立須和田の丘支援学校PTAによる「つながれ ひろがれ、須和田の丘支援学校~自分らしく生きる~」の3つの講演です。
千葉県では、食育推進計画を進めており、現在、第2次の計画が進行中。数ある政策の中でも私は不勉強の分野であるため、おさらいという意味でとても参考になりました。
会場の出席者には、「グー・パー食生活ガイドブック」の概要版が配られました。主菜はジャンケンの「グー」の大きさ、副菜は「パー」の大きさ・・おかずのおおよその目安を示しています。講演では、ガイドブックを活用して”お弁当のポイント”として解説していました。併せて、千葉県は食材が豊富であり、これらを使った食育を推奨しています。
おやじの会「サファリ」は、1999年に設立し、平田小で開催される盆踊りなどでの活動が地元では知られています。このたび、千葉県PTA連絡協議会において、長年の活動が評価され、功労者表彰を受けました。
地元の小学校では、何とかお父さんを活動に取り込もうとしていますが、仕事が忙しい、休日は休みたいといった理由で、なかなか進みません。そうした悩みを持つPTAが少なくないのです。私の末娘が通う小学校においても、夏休み中のイベントで”お父さんボランティア”を募ったところ、約700人いる全校生徒のうち、参加希望を出したお父さんは私を含め、たった3人でした。
何とかしようと思っているPTAにとって、サファリの会の活動は参考になるかもしれません。まず、会の規約にある目的に「本会は父親が楽しむことを目的にする」とあり、子どものためではなく、お父さんのための集まりとしているのです。サファリの会によると「楽しまなくては集まらないし、続かない」としていました。
参加は強制せず自由参加、年会費なし、OBも自由参加・・さすがに、清掃活動などは集まりが悪いそうですけど、遊びを主体とした子どものイベントには、大勢のお父さんが活動に加わるとか。その楽しさは子どもらにも当然伝わり、会のメイン行事である学校キャンプは、約400人の全校生徒のうち約100人と4人に1人が参加するそうです。
須和田の丘支援学校のPTAの方からは貴重な話を伺うことができました。支援学校のこと、保護者の気持ち・・普段、知ることができない話を聞くことができたと思います。
ここに通う生徒は、今後も「必ず誰かの介助が必要」となります。皆が楽しく生きていく・・市川がみんなで助け合う街となれば・・改めて感じました。