ブログが滞ってしまい、ネタが少々古くなってしまいますが、真実を伝え続けるために、遅くなってもしっかり記します。
11月15日に開催された市川市立須和田の丘特別支援学校の文化祭、須和田の丘フェスティバルが、同校の稲越校舎にて開催され見学しました。
小中高の3部から構成され、本校は市川市須和田にありますが、2008年に小学部が稲越小学校に移転。現在、小学部のみ稲越校舎で授業が行われています。フェスティバルは本校と分校で隔年開催となり、今回は稲越校舎で行われたのです。
地域に開放し、周辺自治会の方も協力。稲越自治会では、広報紙に告知を載せるなど、地域の方が大勢訪れていました。幾度となく、このブログでも障がい者の交流に関して重要性を指摘してきましたが、フェスティバルを見学して改めて大切と思った次第です。
校長先生に同校の取り組みなどをお聞きしたところ、たとえば、高校部の農作業に関して、「雨の日でもつらい日でも作業を行う」ことにより、生徒は労働そのものや、社会における責任を学びます。ただ、農作業は、あくまでも実習で行う本格的なものなので、農場は広さが必要。これが思うようにいかないところが都市型学校の悩みとお聞きしました。駅から遠いところは、現在、農協の協力もあるそうですが、こうした課題を解決していかねばなりません。
一方、小学部は稲越小学校の普通学級の生徒らと普段から交流。子ども同士、普段の生活をともに過ごすことで、稲越小の子ども達は「やさしい」という気持ちが育つようです。特別な接し方では、思いやりも長続きしません。普段からの交流していることで、稲越校舎の生徒、稲越小学校の生徒、それぞれにとってプラスになると思いました。
フェスティバルでは、実習で作成した工芸品、農作物の頒布も行われたほか、小学部、中学部、高等部別の発表会も行われました。
直近では、障がい者対策として駐車禁止除外指定車標章の改善を議会の質問や陳情を通じ実現させることができましたが、フェスティバルに参加して、まだまだやることがたくさんあると思いました。