今週の2日~4日の3日間、千葉県議会では予算委員会が開催され、私も委員として3日間とも出席、連日、質問者として登壇しました。
予算委員会に臨むのは、今任期中で2回目、3年ぶりのこと。3年前は慣れないため、経験不足から熱くなり、用意した全部の質問が消化できなかったのです。しかし、今回は質問項目は多岐に渡りながら、冷静に行い用意したすべてを質問することができました。
私の質問内容は後日記すとして、例によってダイジェストで委員会の様子を報告します。
初日は総括質疑、森田知事も出席しました。3年前は東日本大震災の後とあって、防災の質問が目立ちましたが、今回はその比重は低くなり、全体的に地方創生が多かったかもしれません。なお、予算委員長は石橋清孝議員(東金市選出)、副委員長は山中操議員(千葉市若葉区選出)、西田三十五議員(佐倉市選出)で、いずれも自民党所属です。
トップバッターの山中操副委員長で、産官学の連携で産業振興センターの「新事業創出ネットワーク」を取り上げ、大学・企業のマッチングを行い新製品・新技術で地域活性化を図ると当局は答弁。西田三十五副院長はプレミアム付き商品券に関して、1000円、500円の額面だと、おつりが出ないために子どもが使いづらく、100円券を作るべきと要望していました。
信田光保委員(銚子市選出・自民党)の取り上げた県産水産物輸出では、タイでのプロモーション効果として、イワシの丸干し、サバの文化干しなどが品質の良さから引き合いがあり、今後、県では品目を絞り込んで、取引が継続できるように取り組むとしています。中台良男委員(四街道市選出、自民党)は、公立小中学校の統廃合、介護人材などについて質問、民主党の河野俊紀議員は、公社など外郭団体に関して、かずさDNA研究所の赤字経営について追及しました。
公明党の石川信一委員(船橋市選出)は、障がい者の就労支援について、「ソーシャルスキルトレーニング」の制度で、担当者を16人置いているとの答弁を引出し、市民ネット・社民・無所属の入江晶子委員(佐倉市選出)は教育格差問題の質問に対し、就学援助受給で千葉県は先行して行ってきたが国が追いついてきたとの答弁があったため、さらなる拡充をと訴えていました。
共産党の丸山慎一委員(船橋市選出)は知事の靖国参拝について追及。今季で引退する共生の湯浅和子委員(松戸市選出)の質問で、県の平和関連事業は年間107万6000円であることが明らかにされました。