【真実を発信430】免震不足ゴム問題、千葉県内では該当物件無し

本日の朝刊で報じられた東洋ゴムの免震不足ゴム問題に衝撃を受けた方が少なくなかったと思います。国の基準を満たさない・・とありますが、問題なのは作業工程等のミスではなく、不正によるという点でしょうか。耐震補強関係で事件性が高いものとしては、姉歯問題が思い出されるものの、報道に接してそれに匹敵する問題と感じました。

国土交通省によると、この免震不足ゴムが使用されていたのは18都道府県55棟、うち読売新聞の取材によると、官公庁の建物が11府県18棟あることが明らかになりました。

東洋ゴムの免震不足ゴムに関して、一連の報道を受けて県の担当者に確認したところ、千葉県内の建物は、国交省は物件、用途、所在地などの公表にとどめ、具体的な物件名などを明らかにしていないながら、18都道府県55棟に含まれていないとのことです。

この問題、1年くらい前から慎重に調査していたとの情報もあり、その点からも千葉県内で該当物件は無いとのことでした。現時点で県が独自で調査を行う予定はないとしています。

生命、安全が不正によって脅かされる由々しき問題と言っていいでしょう。県土整備常任委員として今後の行方を注視します。