【真実を発信462】市川市のプレミアム付商品券

県議会でもたびたび質問として取り上げられていたが、県内各地で個人消費の喚起と地域経済の活性化を目的として、地域の商店街等において使用できる各種商品券が発行されます。来月の発行が近づき、楽しみにしている方も多いことでしょう。

各自治体は、国の交付金及び千葉県の補助金を活用。ゆえに、財政的な負担が実質的に生じず、地域を潤わせることができる、全国的にも注目されています。また、使用方法や発行形態が各地域で異なり、自治体の企画力の違いも見逃せません。

市川市では、以下に挙げた通り、4種類が発行される計画です。

(1)市川市内の商店街、大型店・チェーン店で使用できる「(仮称)市川市ローズ商品券2015」
(2)ローズ商品券よりも高率型の「(仮称)市川市スーパープレミアム商品券」
(3)市や市指定のお祭り・イベント等で使用できる「(仮称)市川市お祭り・イベント商品券」
(4)市内飲食店で使用できる「(仮称)市川市地域交流グルメ商品券」

従来のプレミアム付商品券より、おトクとなっています。
メインのローズ商品券は1万円で1万3000円分の買い物が出来ますが、注目されているのは5万円で7万円分の買い物が出来るスーパープレミアム商品券。これはプレミアム率が40%と高く設定されました。

ただ、この高額のスーパープレミアム商品券については、一部から「金持ち優遇ではないか」との批判も出ているでしょう。しかし、この批判は的外れと言っていいでしょう。

この商品券は、そもそも、福祉を目的とした施策ではありません。景気を喚起するのが目的であり、お得感の演出で、とにかく”モノを買って貰おう”ということが一義的にあります。

さる場所の講演で大久保博市長も「とくにかく、お金持ちにお金も持ったままではなく使って頂く。景気対策であることを理解して欲しい」と述べていました。

公共料金の支払いはできない、タバコが購入できないなど、一部の商品などについて制約はありますが、これによって市川の経済活性化に繋がればと思っています。