【真実を発信495】そしてその場で忘れましょう

気配りの人として知られた竹下元首相の言葉に「汗は自分でかきましょう。手柄は人にあげましょう」があります。有名な言葉ですけど、この続きがありました。「そしてその場で忘れましょう」です。

竹下元首相については評価は分かれると思いますが、この言葉は、政治家として本当の姿なのでは・・と感じています。選挙だけを考えれば、手柄を誇ることは欠かせません。ですが、本当に大切なのは、無償の気持ちで、困った人を助け、必要としている人に手を差し伸べること。手柄を誇る政治家ばかりになってしまったら、世の中が良くなることはないでしょう。

「票にならなくたって、人が喜べばそれでいいじゃないか」・・県会議員時代、それをモットーに一生懸命政策に取組みました。実際、世の中のためになるものの、票にならない政策を実現させたこともあります。それだけの要因ではなく、自分の努力不足から4年前は落選しましたが、それだけではなく、票になるようなことをする必要を痛感しました。

いわゆる”ドブ板”は言うまでもなく、政策では「汗をかき、それを人に手柄としてあげる」ことはいいとしても、やはり、何をやってきたかアピールすることは大切。議席をお預かりできたら3番目の「そしてその場で忘れましょう」は止めることにします。