議会閉会中、視察する機会が増えていますが、去る5日、みんなの党県議団は、千葉県警水上警察隊の警備艇に乗船、パトロールに同乗させて頂く形で、東京湾内を海上から視察しました。
千葉県の海岸線は525㎞。その警備を、水上警察隊が担っています。同じような組織は、海に面した自治体の各警察本部にありますが、千葉県の水上警察隊は陸上の管轄がない、海上のみを警備する唯一の組織です。
525Kmに及ぶ海外線で、密輸や水際犯罪の防止に取り組んでいるほか、水難事故の救助・捜索などを行っています。
装備されている警備艇は、大型1隻、中型1隻、小型2隻の計4隻。視察では、大型の「ぼうそう」に乗船しました。スピードは、キロ換算で時速70km強・・・東京湾内では、東海汽船が保有する高速艇を除き、トップのスピード・・・実際、速かったです。
機材と双眼鏡による目視でパトロール。乗船中も漁の禁止区域で違反船舶がないか調べていました。乗船しなかった小型艇は、一般の船舶なら耐用年数を過ぎるほどの老朽化・・・騙し騙し使用しているそうで、早期の更新が必要と感じました。
震災で火災炎上した市原にあるコスモ石油の施設も海上から視察。そのほか、JFEの製鉄所や3日に視察したばかりの東電の発電所も今度は海上から見ました。
これらが震災で東北地方を襲ったような大きな津波に襲われた場合、県内工業は壊滅的な打撃を受ける可能性があります。津波に備えるための護岸インフラの充実が必要と思いました。
なお、この週末、ウォールストリート・ジャーナル日本版サイトにてコラムが掲載されました。お時間ある時に、お読み下さい。