九州県外視察

11月9日~11日の行程で、県土整備常任委員会で県外視察に行ってきました。訪問先は九州の熊本と鹿児島。港湾や護岸など、千葉県で課題になっているジャンルの現場を見学でき、実り多い視察だったと思います。

視察場所は以下の通り・・・。

(1)永尾海岸(熊本県)
平成11年の台風18号で高潮被害にあり、復興と同時に高潮対策が施されました。熊本では、津波よりも毎年訪れ、被害を及ぼす高潮対策が優先されています。

(2)三角西港(熊本県)
明治17年(1884年)に、オランダ人技師ムルドルの設計によって開港した港。港湾遺跡の保存を柱に周辺の整備や建造物の復元に取り組んだ結果、世界遺産暫定リストにも追加登録されました。

(3)鹿児島港
鹿児島県では、「魅力ある南の拠点づくり」を目指し、平成5年に鹿児島の港湾計画(改訂)を作成、それに沿って港湾整備が進められました。

(4)江口浜海浜公園(鹿児島県)
災害防止を施すとともに、レクリエーション機能や生活環境創造のため、護岸、人工リーフ、離岸堤などの施設整備を行いました。併設された物産館は黒字経営・・・地域の雇用にも貢献しています。

(5)県道40号線有川工区(鹿児島県)
片持張出架設工法(真ん中の橋脚から両側にヤジロベエがバランスをとりながら腕を伸ばすように作る工法)を利用して、急な谷間に架ける橋梁工事の現場を見学しました。