首都圏弁護士会支部サミット

昨日は「第9回首都圏弁護士支部サミットin船橋」に参加しました。テーマは「私たちのまちに裁判所『支部』を創ろう」というものです。

パネルディスカッションあり、ザ・ニュースペーパーのコントありで、充実したイベントとなりました。終わってからの懇親会では、宇都宮健児日弁連会長とお話することもでき、貴重な時間だったと思っています。

地元の市川市には、地方裁判所の出張所と簡易裁判所があります。これらで、市川、船橋、浦安の3市をカバーしてきました。この地域だけで125万人の人が住んでいます。

ただ、事件によっては、出張所では扱えないものもあり、裁判所にお世話になる時、125万人の人々(もちろん私も含めて)は千葉地裁の本庁に出向く必要があるなど、不便と言わざるを得ません。そのため、出張所の支部昇格が求められているのです。

たとえば、民事訴訟では貸金返還で140万円を超す訴訟は簡易裁判所では扱えません。そのほか、破産事件やDV保護命令などがこれにあたります。

また、家庭裁判所の取扱事件では、離婚や少年保護事件などは、出張所では取り扱えず、本庁がある千葉市まで出向かわなければなりません。

参加した弁護士によると、民事事件で交通費がないため、年金支払い日まで裁判のスケジュールを延期して欲しい・・・といった笑えない話もあったそうです。

125万人が不便を強いらる可能性がある・・・お隣の松戸には出張所ではなく支部があるため、このようなことはありません。住民の不便を解消するためにも、支部設立の必要がある・・・そう感じました。