ホットスポットと呼ばれる地域を江戸川が流れることから、その河口がある東京湾で放射能物質がどうなっているのか注目されています。
国(文部科学省、環境省)は13日から、「総合モニタリング計画」に沿って、東京湾の北部・中央部や流入の河口部を中心に、6月13日から放射能物質モニタリングを実施しますが、千葉県においても東京湾全体の放射能物質の状況を把握するために、独自に調査地点を追加し、国と連携をとりながら調査を実施することになりました。実施機関は、県の水質保全課と環境研究センターです。
調査地点としては、湾北部・中央部12地点(文部科学省、千葉県)、流入河川河口部5地点(環境省)、内房海域等8地点(千葉県)で、調査項目は水質及び底質の放射性物質濃度(放射性セシウム)としています。別図をみる限り、千葉県域分については、カバーされることになります。
調査方法は、県の水質調査船「きよすみ」を運行し、全地点の海水の採取及び海底土の採泥を行う一方、分析については県実施分は千葉県環境研究センターで、国実施分は委託分析機関で行い、測定結果は取りまとめ次第公表するとしています(国実施分は、別途、国が公表予定)。