【記者魂36】森田知事再選!、4年前は「さらば涙と言おう」だったが・・・

17日に投開票が行われた千葉県知事選挙は、現職知事である森田健作候補が当選した。4年前に続いての再選となる。

筆者をはじめ、みんなの党千葉県議会議員会では森田知事を支援。自民、公明、維新の各党も県レベルでの支援を打ち出し、民主党は自主投票とする中、共産党推薦の候補を大差で破った。

森田知事を支援した理由は【記者魂31】続・私の森田健作論に記したので、それを読んで欲しい。そこで書いたブランド力の向上に期待している。また、今回の公約集には行財政改革を行うと明記・・・これは、みんなの党にとっては「1丁目1番地」の政策であるため、評価したのは言うまでもない。

残念だったのは、投票率が31・96%と前回の45・56%を大幅に下回った点だろう。しかし、当初懸念されていた、本県の過去最低の25.38%(1981年)、全国ワーストだった2011年埼玉知事選挙の24.89%の更新は免れた。それでも、誇れる数字ではない。選挙活動に携わった者の1人として反省すべき点と思っている。

さて、ブランド力向上と書いたところで、クイズを1問・・・≪問題≫現在の宮崎県知事と言えば誰でしょう?

東国原英夫氏は今や国会議員。おそらくこの問題を出されて答えられる人は、宮崎県民や出身者、近隣県民、一部の政界関係者や官僚を除いていないのではないだろうか。

≪答え≫河野俊嗣(こうのしゅんじ)

河野知事は官僚出身でとても優秀な方なのだが、今や、日向鶏やマンゴーなどを、宮崎県産として意識し買うであろうか?東国原知事が退任されてから、一時に比べて宮崎県のブランド力は落ちたと考えられる。

この点を踏まえ、2期目に入る森田知事には、トップセールスを積極的に行って、その知名度や実行力、さらに今回の公約にあるコンビニ利用の防犯対策で示したアイデアマンを如何なく発揮し、千葉県のブランドを向上させ、成長を図るよう努力して欲しい。

筆者は記者だった4年前、森田健作知事の初当選について記事を書いた。告示前に行われた励ます会において、この記事を朗読・・・「さらば涙と言おう」と題するこの記事の中で「著名人知事によるPRで千葉県が活性化されるとの期待が出ている」と記したが、今回は”雪辱の涙”こそないながら、4年前と同じく筆者は期待を抱いている。