今日は、日本アセアンセンターが開催した第2回ASEANからのムスリム観光客受け入れセミナーに出席しました。
ここ半年ばかりの間に、イスラム圏からのインバウンドに関連するイベントに多数参加してきたため、私にとって内容は新鮮味があるものではなかったのですけど、セミナーは多くの人が参加し盛況・・・昨年6月に、初めて議会でハラールを取り上げた際は、注目度がそれほど高い分野ではなかったながら、東南アジアとの経済交流を活発化するには避けて通れない問題であるため、関心度が高まっているようです。
プログラムは、まず日本アセアンセンターが開設したデジタルコンテンツ「ASEANからのムスリム観光客受け入れのために」の提供開始についての解説、専門家やビジネス関係者によるパネル・ディスカッション、そして情報交換会ではハラールの軽食が提供されました。
意見交換では、やはり、空港における”お祈りの場所”の男女の別や、お祈りをする前に清めるための水回り・・・など拡充の要望が多かったです。習慣の問題ですので、ハラールの推進を含めて、対応を一気に進めることは難しいと思われますが、空港の祈祷所などをはじめ、政策課題として取り組んでいきます。
ハラールについては、昨年6月議会での答弁で、精進料理など和食を研究するとありました。料理については、関係者の間で和食は注目されており、県でも進めて欲しいと思います。
たとえば、料理の中にお酒やみりんなどアルコール類が一切入ってはダメ。日本で生産された醤油もNGの場合が多く、パネラーの1人であったハラール食品の輸入を手掛ける企業の社長は、醤油はインドネシアから逆輸入しているとか。和食のハラールはニーズが多いため、日本料理店の対応が課題になるとの声がありました。